「TODA BUILDING」が開業。京橋に新たなギャラリーコンプレックスやミュージアムがオープン
CREATIVE MUSEUM TOKYOのオープニングは『鬼滅の刃』の「柱」に迫る大型展
6階にオープンしたCREATIVE MUSEUM TOKYOは、約1200㎡、天井高5mの広大なスペースで、ポップカルチャーやデザイン、現代アートなど多彩な領域の展示を行う施設。中山三善が館長を務め、年間で約4本の大型展覧会を開催する。ミュージアムショップとカフェが併設され、展示ごとにアイテムやメニューが変更される。 オープニングを飾るのは、人気アニメ『鬼滅の刃』として初めて、鬼殺隊最高位の剣士たちである「柱」にフォーカスする展覧会「アニメ『鬼滅の刃』柱展 ーそして無限城へー」。1000枚を超える原画で空間を埋め尽くした展示室や、9人の「柱」の言葉にフォーカスしたセクション、「柱稽古編」最終話で描かれた無限城への落下シーンをプロジェクションや床振動、風などを組み合わせて表現する展示など、7章に分けて9人の個性や魅力を伝える。
ベーカリー&カフェを併設したアートスペースで、友沢こたおの新作展
また1階には、THE CITY BAKERYとArtStickerが運営する「Gallery & Bakery Tokyo 8分」がオープン。建築家・元木大輔が率いるDDAAが設計を手がけた空間の中で、若手アーティストを中心に約1ヶ月ごとに展示を行う。 柿落とし展示として、12月3日まで友沢こたおの新作個展「Fragment」を開催。今後の展覧会として、山脇紘資「玄関 / space」(12月7日~2025年1月14日)、牧田愛の個展(2025年1月18日~2月11日)が予定されている。ちなみに「Tokyo 8分」という店名は、東京駅から徒歩8分の場所に位置することからつけられているという。 一般の来館者だけでなく、約4000人のオフィスワーカーが利用するというTODA BUILDING。記者発表会に登壇した戸田建設株式会社代表取締役社長の大谷清介は、「当社のブランドスローガンである“Build the Culture 人がつくる。人でつくる。”を体現する存在として、多様な価値を生み出し続けるだけでなく、これから京橋の街とともに新たな文化を創出していきたい」と意気込みを述べた。
Minami Goto