【MLB】 Dバックスが一塁手ベルを獲得 正一塁手ウォーカー負傷の穴埋めか 直近7試合5HRと絶好調
日本時間7月31日、トレードデッドラインを31日7時に控え、各球団のトレードが活発化。ナ・リーグ西地区3位、ワイルドカード4位に付けるダイヤモンドバックスは、マーリンズから一塁手ジョシュ・ベルを金銭トレードで獲得した。30日に左斜筋の故障で途中交代した正一塁手クリスチャン・ウォーカーの穴を手堅く埋めてきた形だ。 30日のナショナルズ戦の守備でウォーカーは左斜筋を痛めて途中交代。チーム2位の23本塁打、OPS.814の好成績を残すウォーカーの離脱は、ロスターに他の一塁手がいないダイヤモンドバックスにとっては痛手だった。ウォーカーの負傷は幸いにも重症ではないが、故障者リスト入りは確実という状況に。そこで、先日マーリンズからウェーバーにかけられたとの報道もあり、放出必至だったベルをすかさず獲得した。ベルは直近7試合で5本塁打、打率.429、OPS1.515と急激に調子を上げてきており、ウォーカーの穴埋めは十分務まりそうだ。 ベルは通算166本塁打を誇る31歳の大砲。1650万ドルのプレイヤーオプションを更新して迎えた今年は、打率.289・OPS.699と奮わず。売り手に回っていたマーリンズは、今年限りで契約が切れるベルを放出することが確実視されていた。 ベルの今年の残り年俸600万ドルに対し、ダイヤモンドバックスは225万ドルのみを支払う予定。マーリンズは不振のベルで大きな対価を得ることはできなかった。しかし、225万ドル分が浮き、さらにベルの放出で一塁手とDHを空けることができた。マーリンズのAAAには先日別件でダイヤモンドバックスから獲得したディビソン・デロスサントス一塁手(A・J・パクとのトレード)が控えている。