吉川議員は「一刻も早く説明責任果たすべき」岸田首相会見6月15日(全文2)
防衛費増額や各種投資の財源はどう確保するのか
NHK:今後の予算編成の在り方についてお伺いします。総理は防衛費を相当増額するとおっしゃられまして、それから「新しい資本主義」の実現に向けて、人への投資など幅広い分野で投資を拡充する方針を示されています。一方で現在の財政健全化目標は維持するとのことですけれども、防衛費の増額や各種の投資に当たっての財源はどのように確保するお考えでしょうか。例えば国債で賄うのか、あるいはなんらかの増税も視野に入れているのか、お伺いします。 岸田:ご指摘いただいたように、今、さまざまな政策課題があります。そしてそれぞれに予算が必要になる、こうしたことなのだと思いますが、予算、さらには財源の在り方については、政策課題によってさまざまなのだと思います。 例えば「新しい資本主義」を進めるに当たってさまざまな投資を実現するということを考えても、基本的には多くの民間の投資をしっかりと集める、その呼び水となる財政出動を国が行う、こういった形で全体を賄うということになるのだと思いますし、ご指摘の防衛費については、今この厳しい安全保障環境の中で、現実、国民の命や暮らしを守るためには何が必要なのか、これをまず議論し、そしてそれを維持するためにはどれだけの予算が必要なのか、そして予算の規模によって財源の在り方、これは変わってくるわけですから、それを考えていく、こういった道筋を申し上げておりますし。 それ以外にも、こども政策の予算については、必要な政策をしっかり吟味した上で、これを社会全体で、国だけではなくして社会全体でこの政策をどう支えていくのか、裏付けとなる予算はそういったことで考えるなど、政策課題によって予算がどれだけ要るか、その財源はどうするか、皆変わってくると思います。よって、それぞれの政策の特徴に合わせて予算の規模、財源を考えていくということであります。ぜひそのさまざまな政策の組み合わせの中でしっかり日本の財政全体も念頭に置きながら、この予算についても考えていきたいと思っております。以上です。 司会:それでは次の方。毎日新聞、高橋さん。