「買って!」と子どもが駄々をこねなくなる“魔法の一言”。米国在住シングルマザーが感心した、アメリカ人がやっている声かけ術
アメリカでシングルマザーをしながら、子育てについて発信しているひろこです。 私は息子が4歳ごろから家庭でのお金の教育に取り組んでいるのですが、その過程でアメリカ人がどんなお金の教育を子どもにしているのかもたくさん調べてきました。 「日本とこんなに違うの…!」アメリカで子育てをする日本人が衝撃を受けた、子ども同士の“トラブル解決法”とは その中で知った、お子さんが買い物中「買って!」と駄々をこねたときに使える「とっておきのアメリカ流の声掛け」をご紹介します。
もう子供が買い物中に「買って!」と駄々をこねなくなる声掛け
子どもを連れてお買い物に行ったとき「ジュースほしい!」「お菓子買って!」とねだられることがありますよね。そんな時、こんな声掛けがいいですよと息子が通う学校の先生に教わりました。 それが × 「1個だけ買っていいよ」 ではなく ○ 「1個だけ買うんだよ」 同じように聞こえますが、意味が全然違うんです。 「1個だけ買っていいよ」だと、親が子どもの要望に答えていることになります。そうすると、買い物に行く度に子どもが「買って!買って!」と駄々をこねて、親のストレスも増えますよね。 でも、「1個だけ買うんだよ」と言うと、買うかどうかは子どもではなくて親が決めていることになります。 なので、駄々をこねれば買ってもらえるという考えを子どもが持たなくなるそうです。 「3時のおやつが必要だったね。だから今日はお菓子を一つだけ買うんだよ」 と言ってから子どもに選ばせると、子どもが欲しいから買うのではなく、必要だから買うという伝え方ができます。 「グミは虫歯になりやすいからやめようね」 「もし2つで迷ったらママがヘルシーな方を選ぶね」 と選んでいいお菓子や、迷った時どうするかを先に言っておくとさらにお買い物が楽になるかもしれません。 お金は誰でも一生使うものなので、子どもが上手にお金を使える人になれるように、親子で色々取り組んでいきたいと思っています。 みなさんも家庭で取り組んでいるマネー教育があれば是非教えてください!
【Profile】ひろこ(@hirorokok)
カリフォルニア在住、7歳男子のママ。20歳でアメリカに留学。カレッジを卒業後、コンサルティング会社、貿易会社に勤務。2児のシングルファーザーだった元夫と結婚。非行少年だった長男と自閉症の次男の子育てを通して、ペアレンティング(子育て)について専門家から学ぶ。その後自身の息子を出産、離婚してシングルマザーに。現在は日系企業のアメリカ支社で経理部に所属。誰かの役に立つことを願い、アメリカの子育てアイデアを発信。初の著書『LA在住のママがやっている アメリカ式・はじめてのお金教育』(KADOKAWA)が好評発売中。