妻「扶養を超えて働きたい」→夫「大賛成」…家事育児の負担は? 妻側の意見続々「何もしないんだよ」「今まで通りできるならという条件付き」
子がいてもいなくても男性の家事時間は…
厚生労働省による、令和4年の「働く女性の状況」によると、労働力人口総数に占める女性の割合は 上昇し続けて、現在44.9%。この10年間の労働率力の変化を見ると、有配偶者の女性で「30~34歳」、「35~39歳」及び「60~64 歳」が特に上昇し、30代の子育て世代が働いていることが見えてきます。また60代というのは男性が定年を迎える年とも関係がまったくないとも思えません。 働く女性は増えれど、家事時間はどうなのでしょうか? 令和元年度内閣府委託調査「令和元年度 家事等と仕事のバランスに関する調査 報告書」によると、有業者の「仕事のある日」で比べると、家事時間は、「夫婦のみ世帯」・・・女性が男性の2.64倍に対して、「夫婦+子供(小学生)世帯」・・・女性が男性の3.58倍と考えると、女性の家事時間は子供がいると伸びる傾向に。 なお、男性の場合は、「「家事時間」は、「単独世帯」でも「夫婦のみ世帯」でも「夫婦+子供世帯」でも、女性の場合ほど変わらない傾向にあり、おおむね 45分~1時間程度である」と記されています。まさに、妻が働いても働かずとも、自分は家事と関係ないと思っている男性像が見えてきます。 この男女差が変わらない現状に対してhahahaさんはこのように語ってくれました、「そもそも少なくとも義務教育が終わる中学までは、男女とも教育を同じように受けています。予防接種なども含めた医療・保健関係の恩恵もあります。国が出している税金は平等なはずで、それは、いわば未来の人材への投資です。その投資を「回収」、というのはおかしな表現ですが、今のように女性が経済活動に参加しづらくなっていることは本当にもったいないことだと思います。 外国人労働者やシニア人材の活用、ロボットやAIを使った業務改革などと同様、もっともっと女性が活躍できるようにしないと、未来はますます暗くなるのではないでしょうか。女性が働くことを諦める、あるいは働きづらい今の状況が続くことは、“ただの損失”ではないでしょうか」。 (まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・宮前 晶子)
まいどなニュース