妻「扶養を超えて働きたい」→夫「大賛成」…家事育児の負担は? 妻側の意見続々「何もしないんだよ」「今まで通りできるならという条件付き」
「夫が家事育児をしないと、仕事ができないのでは?」
そもそも、このアンケートを行ったのは、「女性の就業促進には男性の家事育児参加が不可欠」にもかかわらず、それを理解していない男性が多いのでは?とhahahaさん自身が感じていたから。またその状況を理解していない人もいるのでは?という疑念もあったそうです。 「話は20年以上前にさかのぼります。当時働いていた職場には、ワーママのさきがけのような方がいらっしゃいました。その方は、男性社員から事あるごとにやっかみを受けていました。例えば、ボーナスが支給されると、“おまえんとこは、今月の収入がすげえな、200万円は超えるか?”“うちの妻はやる気がないから俺の稼ぎだけなんだよ”などです。 そんな言葉に対して、その方は苦笑いしてやり過ごしていらっしゃいましたが、私との会話の中で“うちの夫は帰ってからも働いているの。『洗剤入れたか?』『明日の保育園の準備は?』などが平日夜の夫婦の会話。のんびりソファでテレビなどの時間はないのよ。だからこそ、小さい子どもがいても夫婦でフルタイムの共稼ぎができているのに。あの人(男性社員)たちはそれを分かっているのかしら?”とよくこぼしていました」。 当時、hahahaさんは独身でしたが、この女性の言葉によって、夫が家事育児をしないことには夫婦で仕事をすることは厳しいのでは?と思い至ったそうです。 「この時の言葉は、自分自身も子育てをしてみると実感が伴いました。家事育児の負担は大きいですし、一旦<専業主婦ありき>で生活リズムができてしまうと、それを立て直すのはかなり難しいことを痛感しました」。 「小さいお子さんがいるパパたちの中には家事育児をきちんとやっている人も多いと感じています」と、設問を作る際にも多様な意見が聞けるように意識。ただ、今回の結果は、「【妻が扶養を抜けることになったら「今まで以上に家事育児を担当する」】という選択肢を入れているにもかかわらず、それを選ばないで“自分の生活は変えない”を選んだ人は半数以上。ここまで明示しても、家事育児は妻の役目だと考える人がたくさんいる、と言えるのではないでしょうか。男性が家事育児を行わないと、妻が扶養を超えるほど働けないということの理解に繋がっていないことが残念でした」。 今回、時間を割いて、自身の考えを偽らずにアンケートに返答しれくた方々に対して、「ご協力くださった方々には大変感謝しています。この場を借りてお礼申し上げます」と感謝の気持ちを表しています。