大混戦の関東リーグ戦はラスト3戦へ!注目の「法政大学×流通経済大学」。関東大学リーグ戦2024
まず4試合終了時点での順位を確認しておこう。
順位チーム勝点勝ち引き分け負け1大東大224002東海大203013法大173014東洋大173015流経大152026立正大81037日大50048関東学大5004
先週19日にアップセットがあった。東洋大学が、リーグ7連覇を狙う東海大学を2季前に続いて撃破(33-26)したのだ。
そして首位に躍り出たのは大東文化大学。リーグ制覇となれば猛タックラーのFL河野良太(釜石SW)が主将だった2017年度以来となる。
そして10月27日(日)、上柚木公園陸上競技場(東京・八王子市)で激突するのが、3位(3勝1敗)の法政大学と、5位(2勝2敗)の流通経済大学。勝点わずか2差の注目対決だ。
2季連続の選手権出場実績のある流経大だが、立正大学戦(27-31)と東洋大戦(24-27)の2敗が響き、現状は出場枠外の5位。
先週は日本大と両軍22トライの“超”乱打戦を78-64で制して2勝目。64失点すれば通常は敗戦するが、それを上回るダイナミックな攻撃力を披露した。
特に流経大はFB中村楓馬が傑出。自身2トライを含めて切れ味鋭いステップで再三チャンスメイクし、アタックの脅威でありつづけた。
そうして挙げた貴重な2勝目だったが、とはいえ“64失点をしても勝ててしまった”経験は、メンタル面でポジティブではないだろう。セットプレーとディフェンスを修正し、気を引き締め、重要局面のリーグラスト3戦を戦い抜きたい。
一方の法政大もこれからが正念場だ。
今季は開幕戦での日本大での逆転勝利(50-48)に始まり、東洋大には敗れたものの関東学院大学(39-14)、立正大学(34-19)と2連勝。2季連続の選手権出場圏内となる3位に入っている。