理想の部屋に長く住むのがベスト!ひとり暮らしの部屋を整える前の心構え
快適な部屋で過ごしたいですよね。勤務医で賃貸オーナーのこう氏は著書『ひとり暮らし大全 自分空間を整えれば人生は好転する!』で理想の部屋にまつわるヒントを伝えています。どんなことを知ればいいのでしょうか? 本書から紹介します。
理想の部屋に長く住むのがベスト
部屋づくりは少しずつ進めていけますが、部屋選びを失敗すると、取り返しがつかないことになります。「どうせ、いつかは引っ越す」ということを前提にして、安かろう悪かろうな部屋を選んでしまうと、理想の部屋にするため調整していく意識をもちにくくなります。部屋を借りるときには〝長く住むことを前提〟にしてください。 退去時に原状回復のため多額の費用を求められるケースは多いのですが、経過年数によって入居者が負担すべき額が減っていく規定もあります。引っ越しにかかる費用はかなりのものです。コスパを考えても〝理想の部屋に長く住む〟のがベストです。理想の部屋づくりのファーストステップはやはり部屋選びなのです。
部屋のダウングレードは絶対に避けるべき
ただ、そうはいっても、ひとり暮らしの人が同じ部屋に永住するケースはあまりないかと思います。引っ越しをする際、部屋のダウングレードは避けたいところです。郊外から職場に近い都心に引っ越して、家賃は上がったけれど部屋は狭くなったといったケースであれば納得もできるかもしれません。しかし、以前より狭い部屋に引っ越すと、精神的にきつく感じやすいうえに、家具をそのまま使えなくなるケースなども出てきます。 広い部屋にアップグレードできれば、それだけでも部屋にいたい気持ちが増します。ひとつの部屋に住んでいるうちに気分を変えたくなったり、趣味が増えたりすることもあるはずです。私の場合は、ずっとそんなことはしていなかったのに、急に大きなプラモデルを作りたくなって、実際に作ったことがありました。そういう発想をもった場合にしても、ある程度、部屋に余裕がなければ、飾るところがないので断念するしかなくなります。 部屋に余裕があれば、家具でもオーディオセットでもトレーニング器具でも、思いついたときに購入しやすいものです。部屋が狭ければ、何かを始めるにも思い切りがつかないことになりがちです。部屋の広さに余裕があれば、心にも余裕が生まれ、さまざまなチャレンジをしていこうという気になりやすい。人生を豊かにすることにもつながります。
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