「ドコモ口座」不正利用問題 NTTドコモが会見(全文5完)1人あたりの被害額は最大60万円
被害額の幅は?
朝日新聞:朝日新聞の井上です。被害額なんですけれども、幅としては例えば幾らから幾ら、最大で何十万円とかっていうデータはお持ちでしょうか。 田原:ドコモ口座の銀行のチャージの金額っていうのが、1カ月辺り30万円という上限になっておりまして、ここの上限で下ろされた方っていうのが最大に、1カ月辺りはですね。ただ、8月の終わりから9月の初めにかけてっていう、2カ月にわたって被害に遭われた方っていうのもいらっしゃいまして、そういった方は60万円とかっていう金額に達している方というのもいらっしゃいます。 朝日新聞:そうすると最高で60万円という理解でよろしいですか。 田原:はい、そうなります。 朝日新聞:分かりました。あと、お客さんが取りうる今後の対応としては、通帳をこまめに記入して、不審な動きがないかということぐらいしかできないものなんでしょうか。何か、ある意味、顧客ができることってもう限られてしまっているので、何かドコモとしてこういうことをしたらいいとか、ドコモがお手伝いするするみたいなことっていうのはなんかないんでしょうか。 前田:根本的には確かにお気を付けていただくっていうことがまず第一だと思っておりますので、先ほどのご質問にもありましたが、もちろん弊社のお客さまだけじゃない皆さまが、今回の被害に遭う可能性があるという意味では広くそういった状況は起こりうるということで認識をいただくような周知活動というのは、もちろん行っていきたいというふうに思っております。 その中で一般的に、これは銀行さんによるというお話だと思いますけれども、どんなセキュリティーの対策があるのかというようなことも、一般論としても広く周知していくようなことも含めまして、どんなことがお客さまの知識として有効なのかということを検討しまして、周知活動を行っていきたいというふうに考えております。 朝日新聞:ありがとうございます。 司会:それでは今、手をあげている方で、3名で終了にしたいと思いますが。じゃあ一番前の方。