「ドコモ口座」不正利用問題 NTTドコモが会見(全文5完)1人あたりの被害額は最大60万円
非ドコモユーザーに伝える取り組みは?
記者2:フリーランスのイシカワです。たびたびすいません。この問題、メディアもそうなんですけど、ドコモ口座と見出しに打つと、たいてい見ている人は、ドコモを使っている人は興味があっても、一般の人はなかなか気付かないのかなというふうには思います。先ほどもありましたように、善良な市民が被害を受ける可能性があるというふうにありましたけども、これ、ドコモユーザーじゃない人に情報を伝えるために、今後ドコモとして何かやることがあるのか、予定していることがあるのかを教えてください。 丸山:まずご指摘の、今回、善良な市民の方っていうか、当社と本来関係がないような方にご迷惑を掛けたというのは本当、今回おわびのしようがないぐらいの気持ちでありまして、これは本当に深く反省をしてございます。従って、なんらかの形でこれ、お客さまっていうか、いわゆる私どもの直接のお客さまではないんだけれども、そういう可能性のある方とはコミュニケーションしたいと思っていますが、ちょっと今、現実的な手段としてなかなか適切な手段が見つからないというのも現状ですので、ただし、なんらかの、何かそういうことはやっていきたいなというふうに考えております。 記者2:分かりました。ありがとうございます。 司会:まだ、あ、それでは手をあげていますので、はい。
なぜ音声を使った認証をしないのか
記者3:フリーランス、ハヤシと申します。先ほど対応策の中でSMSが入っていて、それは回線確認が取れているからというお話だったと思うんですけれども、少なくともSMSだけ使えるSIMに対して本人確認義務はまだないと思うんですけれども、なぜ、失礼。本人確認がきちんと取れる音声を使った認証をしないのでしょうか。 前田:すいません、まず先ほど申し上げましたご説明のとおり、SMSの認証に関しましては他事業者さんも含めまして、広く一般的に行われている方法であります。こちらに関して、まず早急に取りうる対策として、強化策の1つとして考えておりますし、ほかにeKYCということも、取りうる対応策の1つとして考えておりますが、ご指摘いただいたような、音声によるような認証の部分も含めまして、よりこの認証、本人認証の部分を強化していくということを、今回ご説明させていただいたことに限らずわれわれとしても検討してまいりたいと思います。 ですので、おっしゃっていただいたアドバイスも含めまして、今後も考えてまいりたいというふうに思います。現時点ですいません、今の検討結果としましては、今のところSMSとeKYCのほうで進めさせていただこうということで考えております。 記者3:ていうことは今後、セキュリティーの方法がさらに変わるということがあり得るっていうことですか。 前田:もちろんでございます。 記者3:それをあまり五月雨的にやると結構利用者的に困ると思うんですけれども。なぜ今回、抜本的にやらなかったのかなっていうのはちょっと気に掛かったので追加で質問させていただきました。すいません、ありがとうございます。 司会:そろそろちょっと質問も落ち着いてきたようですが、あと2、3問お受けしたいと思いますが。じゃあこちらの列の前から2番目の方。