「ドコモ口座」不正利用問題 NTTドコモが会見(全文5完)1人あたりの被害額は最大60万円
被害が確認された銀行の共通点は
NewsPicks:ごめんなさい、NewsPicksの記者の片平です。何度もすいません。11行の被害者のいらっしゃる銀行をお持ちの、地銀さん、地銀さんっていうか、銀行、金融機関さんのことについて、共通点についてお伺いしたいんですけれども、これってCNSを皆さん使っているとか、そういうような共通点があったりとか、あとは暗証番号、数字のものだけになっているとか、そういうような共通点とかっていうのは何か確認できるものってあるんでしょうか。 田原:そうですね、実際に銀行さんごとに仕様は、多少は異なるんですが、そういった比較的、口座番号とキャッシュカードの暗証番号と、あと生年月日等で連携できるというような特徴はあるかと思います。 NewsPicks:CNSかどうかっていうのは、それは。 田原:そこは金融機関さんの仕組みなんで、ちょっとわれわれのほうで把握しているところっていうのはないんですか。 NewsPicks:CNSを使うかどうかっていうのはもう完全に金融機関さんの判断になってくるようなところなんですかね。 田原:そうなります。 NewsPicks:分かりました。すいません、ありがとうございます。 司会:それでは、ちょっとこちらの一番奥の方、はい、お願いします。
消費者側が防衛策としてできることは
テレビ朝日:テレビ朝日の【平元 01:30:26】と申します。よろしくお願いいたします。今回のドコモ口座でのこの問題、一番やっぱり驚きだったのは、ドコモ口座を持っていようが持っていまいが、そもそもこの存在を知らない人でも、ただ銀行にお金を預けている善良な市民が、もしかしたら急にお金を30万円抜かれているかもしれないっていうことが一番驚きのこの問題だったんじゃないのかなと感じているんですけれども、自分の口座が、今、このドコモ問題で被害に遭っていないということを確認したい場合には、通帳を見ておかしな引き出しがないということを確認するしかないんでしょうかというのが1つと、この被害に遭わないために何かこちら、消費者側が防衛策としてできることというのはあるもんなんでしょうか。この2点を教えてください。 丸山:結論から申し上げると今おっしゃられたとおり、本人がお持ちの通帳、あるいは、もし電子取引をやられている方であればそちらのほうで残高等を確認できると思いますので、そこで取引履歴等をチェックいただくしかないというふうに思います。一番重要なのは、ご自分がお持ちの、このケースで言うと暗証番号ですとか、いわゆる自分の銀行口座にアクセスする、あるいはそこを操作するために必要な情報を決してほかに漏らさないということが一番重要であるというふうに認識してございますので、そこのところさえ注意していただければ特に問題はないのかなというふうに思っています。2点目なんだった? テレビ朝日:防衛策がもしあればと思ったんですが。 丸山:防衛策も今申し上げたことのほとんど延長線上になるんですが、やはりご自分のパスワード・暗証番号等は、きちっと秘匿をしていただくということと、それから、そういうものにアクセスしようとする方々はやっぱりフィッシングメール等が結構1つの形としてあるので、そういうメールには十分注意をいただく、あるいはそういうことを排除するようなセキュリティーツールを使っていただくというのが一番、これは一般論になりますが、早道かなというふうに考えます。 司会:それでは、じゃあ真ん中の列の、はい、前の方。