71歳団地一人暮らしのDIY。お金も手間もかけず好みの部屋に。賃貸で釘が打てなくても壁をフル活用!
内閣府が公開している「令和4年版高齢社会白書」によると、65歳以上の一人暮らし世帯数は年々増加傾向にあるようです。そのようななか、数々の人生の逆境を持ち前のバイタリティーで乗り越え、歳を重ねてもなお生きることの楽しさを体現しているのは、『71歳、団地住まい 毎朝、起きるのが楽しい「ひとり暮らし」 がんを乗り越えてわかった本当の幸せ』を著した、ソネ ジュンコさん。ソネさんいわく、「自分の家を買おうと思ったことは一度もない」とのことで――。 【写真】部屋に合わせてカラーリングされたキッチンカウンター。古い流し台を再利用 * * * * * * * ◆家はずっと賃貸派です 変化を好む私なので、家はずっと賃貸派です。 自分の家を買おうと思ったことは一度もありません。 今の団地にはもう7年間住んでいます。 1DK(ふた間)ですが、子どもがみな独立してひとり暮らしなので、十分すぎる広さです。 団地住まいで唯一残念なのが、自由に釘を打てないことです。 私は壁面を飾るのが好きで、好きな絵を好きなだけ飾りたいのですが、賃貸だとそういうわけにもいきません。
◆壁面をフル活用しています そこで、またひと工夫です。壁全面とまではいかないまでも、一定のスペースを自由に使う方法を考え出しました。 使うのは突っ張りアジャスターと「壁の高さ-(マイナス)アジャスターの高さ」分の2本の支柱用木材、そして横板用木材です。 まず支柱用木材を突っ張りアジャスターで固定します。2本の間隔はあとからとりつける横板の幅に合わせておきます(下の写真)。 支柱用木材に横板を釘で固定すればできあがりです。 ちなみに横板は古材をインターネットで購入して使いました。新品のものより味わいがあるのが気に入っています。 古材は木材用の色つきワックスをスポンジや布を使って塗って塗装しています。グレーが基調のインテリアなので、色はスモークグレーを選びました。 こうすれば、横板のどこにでも自由に釘を打つことができます。 壁に穴を開けることのできない賃貸住宅で、この場所だけは自由にできるというわけです。 ここに絵をかけたり、観葉植物のつるを這(は)わせたりして楽しんでいます。
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