「私がミニスカートをはいても、ニューストピックにならない世の中になってほしい」 “渋谷系の女王”野宮真貴さんが語る音楽と人生の「昨日・今日・明日」 「渋谷半世紀」~若者の聖地の今~
11回目となる2024年のビルボードライブ開催を前にして、渋谷系の女王の目には今の渋谷の街や文化はどのように映るのだろうか? 「毎週渋谷のコミュニティーFMに出演して、移り変わる街の様子を見ている。今でも音楽とファッションを発信し続ける若者の街だと思うが、情報が多すぎてスクランブル交差点でくらくらしちゃう」と笑う。「新しく変わっていくことも大事だけれど、大人も楽しめるような成熟した街、若者と大人が交われるような場所であってほしいな」 エイジレスでエレガントなファッショニスタ野宮さんのイメージはずっと変わらない。 「ピチカートの時は年齢非公開だったから、これからも年は気にしないで自分が好きなことをやっていきたい」「ステージに立って歌うことが一番なので、そのためにエクササイズをしたり、健康でいることとかは気をつけている。コロナ禍で活動自粛の時期も、いつステージに出て行ってもよいように努力していた」
野宮さんの強みは「好きなことをちゃんと選べる」ところ。人気絶頂時に結婚し、長男が生まれ、子育てをしながら仕事もこなしたが、「自分の幸せは自分で選ぶ」という姿勢を保ち続けたという。生き方、仕事、ファッション、どんなことに対しても自分の「好き」を貫くには、強くてしなやかなインテリジェンスが必要だと語る野宮さん。そんな生き方が今こそ求められる時代だろう。 「還暦ライブの時にミニスカートを解禁した。この間も60年代ファッションのミニをはいて歌ったら、“63歳美脚披露”みたいことがネットの見出しになるのね。そんなことがニュースにならない世の中になってほしい。おしゃれが大好きだから、これからも人目を気にせずに何歳になっても自分が着たいものを着ていこうと思っている」 × × × 野宮真貴さんは以下のライブを予定している(全て1日2回公演)。2024年2月14日、ビルボードライブ横浜にて、ゲストに小山田圭吾さんとザ・スクーターズを招いた「Valentine Day’s Live 2024~Be My Baby~」。3月9日ビルボードライブ大阪、12日ビルボードライブ東京で、ゲストに志磨遼平さんを招いた「Birthday Live 2024~Glamorous Night~」を開催。