衝撃弾の久保建英「欧州中で注目」 ソシエダ番記者大絶賛…リバプール移籍浮上「悲しい出来事になる」【現地発コラム】
ELアヤックス戦、先発出場のソシエダ久保建英が1ゴール1アシストと圧巻の出来
公式戦2試合連続で先発した久保建英は、オランダの強豪相手に1得点1アシストの素晴らしいパフォーマンスを発揮し、チームを勝利に導いた。 【動画】スペイン各メディアが大絶賛「危険な存在」「ゴラッソ」 久保建英が4人翻弄の衝撃ドリブル弾の瞬間 週末のバスクダービー(0-1)に敗れはしたものの、復活の兆しを見せているレアル・ソシエダは11月28日、ホームで行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)リーグフェーズ第5節でアヤックスと対戦した。 レアレ・アレーナに約2000人のアヤックスサポーターが駆けつけたことで、国内リーグとは打って変わりスタジアム周辺を警官隊が取り囲み、車両通行止めの厳重体制が敷かれるなど、試合前から重々しい雰囲気が漂っていた。 平日21時開催とあって、前回のホームゲーム(バルセロナ戦)ほど大入りとはならなかったが、キックオフ直前にサポーターが掲げたゴール裏の横断幕は、ヨーロッパの舞台に立つチームを奮い立たせるには十分な力があった。 対戦相手のアヤックスは公式戦16戦無敗、ELリーグフェーズ2位、得失点ともに大会トップ。イマノル・アルグアシル監督はこの難敵との大一番に向け、週末のアスレティック戦からスタメンを4人変更し、久保をいつもどおり4-3-3の右ウイングで先発起用した。 久保は立ち上がり、相手のマークに苦労しながらも序盤から右サイドでチャンスメイクし、自らシュートを狙っていく。前半の終わりに調子を上げ始め、後半13分に敵陣で相手のドリブルをカットしてボックス内までボールを運びシュートを打つが、惜しくもGKにキャッチされた。試合が動いたのは同22分、久保がジョン・アランブルとの巧みな連携から正確なクロスをゴール前に送ってアンデル・バレネチェアの先制点を演出し、今季初のアシストを記録した。 そして後半40分、久保は圧巻のプレーを見せつけ、試合を決めた。右サイドからスピードに乗ったドリブルで斜めに仕掛けてペナルティーエリアに侵入し、4人に囲まれながら左足を振り抜き追加点。ELでは実に4年ぶり、ビジャレアル時代の20年10月のスィヴァススポル(トルコ)戦以来のゴールとなった。 久保の1得点1アシストの活躍で2-0と勝利したソシエダは、EL2勝目およびホーム初勝利を達成。リーグフェーズ成績を5試合2勝1分2敗の勝ち点7として16位に浮上した。久保のここまでのEL成績は4試合(先発3試合)出場、1得点1アシストとなっている。