【40代・50代】更年期は女性の歯茎の危機!? 歯周病にかかりやすい時期を乗り切るには?
2人に1人は罹患しているという歯周病。突然だが、ギネスブック公認で、世界一罹患者が多い病気が何かご存じだろうか?正解は、なんと歯周病だそう! そんな歯周病について学ぶべく、第一三共ヘルスケアの「知ることから始める歯周病予防プレスセミナー」と「クリーンデンタル新CM発表会」に参加した。
◆歯周病は一度かかると元に戻らない!?
歯周病は、歯茎に炎症が起きたり、歯を支える組織が壊れたりする病気。この歯周病対策が大切な理由について、歯周病ケアの歯磨きなどのケアアイテムに定評がある、第一三共ヘルスケアの松田一成さんがわかりやすく解説してくれた。 「自覚症状がなく、2人に1人が罹患しているとされている歯周病。その主な原因はプラークで、歯周病が進行すると口の中だけでなく全身に悪影響を及ぼします」(松田さん) 下の図のように少しずつ進行していき、病気が進行すると元の状態に戻すことはできないのだとか! 予防が大切な病気ということだ。
◆口内環境が悪いと全身に影響が出てしまう!
続いては、歯周病についてのトークセッションをスタート。歯科医の照山裕子さんと、横澤夏子さんが登壇され、お話をうかがった。 照山先生によると、下記のようなことがあるとそれは歯周病のサインなのだとか。 ・歯磨きやフロスをしたときに血が出る ・歯茎の血色が悪くなる ・ツーンとした口臭が出る ・歯茎が下がり、歯が長くなったように見える 「歯周病は自覚症状がないので、虫歯がない人は歯医者に行かず、知らないうちに症状が進んでしまうことがあります」(照山先生)との言葉に、横澤さんも虫歯がないから歯医者にあまり行っていない、と心配そうにしていた。
歯周病があると、写真のような「糖尿病」「心臓血管疾患」「誤嚥性肺炎」「骨粗しょう症」「動脈硬化」といった疾患のほか、100以上の疾患と関係があるというので、油断できない。
◆女性の歯茎には3度の危機がある!
さらに、女性は女性ホルモンの変化の影響で、「思春期」「妊娠・出産時」「更年期」の3度、歯茎トラブルが起きやすい時期がある、と照山先生は話す。特にOurAge世代が気になる更年期の歯茎トラブルの原因とは、どのようなものなのだろうか? 「更年期は唾液が減り、口内の細菌を流す力が落ちてしまいます。また、骨密度が下がることで歯の根元にある歯槽骨がもろくなって歯周病のリスクが増加します」と照山先生。