「また慶應SFCか」話題のPR会社社長「お嬢って呼ばれる」に強烈な違和感…卒業生「自分は『頑張ってるマウント』を取り合う世界」
真のお嬢様が一番多い慶應の学部はどこなのか
真のお嬢様がいくのは多分「文学部」だ。それも慶應義塾女子高校からの内部進学で。 まず慶應女子に入学できている時点で相当頭がいい。その上で敢えて文学部を選ぶような学生だ。上昇志向、効率重視な慶應生に人気の学部は経済学部や法学部だ。就職活動にも強い印象がある。慶應の内部生は高校時代の成績順に上から行きたい学部を選べる仕組みなので、人気学部から内部生の進学枠は埋まっていく傾向がある。 実学を学び就活を有利に進めたいという気持ちはなく、文学部で三田文学といった芸術に触れ感性を高めたい、精神的に豊かな人生を歩みたい、そんな心の余裕を持った学生だ。その心の余裕は実家の太さとも大きく紐づいているのかもしれない。 一方で別の慶應OBはSFCの富裕層についてこう指摘もする。 「AOや英語という、金の力でなんとかなるタイプの試験なので、クラシックスタイルの富裕層が多い幼稚舎を始めとする内部校とはまた違う『豪族タイプ』の金持ちの子供が多いのでは」 そういう意味で、擁護するつもりはないのだが、ベンチャー企業の社長として兵庫県知事選での"成果"をすぐに次の仕事へと結びつけようとする攻めすぎた折田氏のプロモーションは、SFC特有のハングリー精神に由来するものなのかもしれない。当然、法令意識や社会人としてのモラルはもうちょっと持ち合わせておくべきだったとは思うが。
鈴木聖也