「ここは“うちの冷蔵庫”」夫婦2人で始めた鹿児島の精肉店 支持されるワケは良質な肉と客との“ふれあい”
イチ推しは、“チキン南蛮”と“黒メンチ”
店では木・金・土曜日限定で、こだわりの総菜も販売している。 有嶋さんの地元・宮崎でおなじみの「チキン南蛮」(3個 税込500円~)は、やわらかい鶏モモ肉を使い、甘酢のやさしい酸味と自家製のタルタルソースの相性がたまらない自慢の一品だ。 もうひとつは、お店イチ推しの「黒メンチ」。黒毛和牛と豚のあらびきミンチを、手ごねで作っている。衣に生パン粉を使うことで、サクサクの仕上がりになるのだ。黒メンチ(1個 税込250円)を食べてみると、衣がザクザク、中はジューシーで、口の中で肉と玉ねぎの甘み、うまみが広がる。お肉屋さんのメンチカツは、やはり絶品だ。肉にしっかり味がついているため、ソースなしでもおいしいのだ。
「肉の日セール」やイベントも人気
11月29日は、語呂合わせで「いい肉の日」。「ニクノアーリー」では、11月29日と30日の2日間、「肉の日セール」を開催した。 鹿児島黒牛(A4・A5等級)のサーロインステーキ(1枚 約200g)やバラ肉(うす切り100g)を通常よりも安く販売した。 また、12月8日開催の「しぶし肉フェス」(志布志公園)では、鹿児島黒牛カルビと県産豚バラ、鶏モモを詰め込んだ、お店厳選の焼肉セット(3~4人用 税込4500円)を販売する予定だ。
全国にも“いい肉”を届けたい
オープンして1年。有嶋さんはこれからも、志布志の地から鹿児島の肉の魅力を伝えていくという。 「メンチカツ1個からでも、気軽に買いに来てもらえたら」という有嶋さんは、「地元の皆さんはもちろん、地方発送もしているので、全国の皆さんに鹿児島の“いい肉”をお届けできたら」と、抱負を語る。 対面販売にこだわり、客とのコミュニケーションを大切にする地域の精肉店は、畜産県の良質な肉の魅力をこれからも鹿児島、宮崎、そして全国へと届け続けてくれるだろう。 (鹿児島テレビ)
鹿児島テレビ