不妊治療、3回の流産を経験、高齢出産で2人の息子の母に。コロナ禍での祖母の死が息子たちに与えた影響とは?【俳優・加藤貴子】
高齢出産をする人は、相談や支援の準備を
――高齢出産で育児している人に伝えたいことなどはありますか? 加藤 仕事を持つ女性にとって、妊娠・出産・育児とキャリアとの両立がいまだにうまくいかないことも多い現状で、いろんな事情を抱えながら、高齢出産になってしまう人も多いと思います。 子育ては1人では大変ですから、できれば出産前から夫婦で協力しあって子育てをする役割分担の話し合いをしてほしいです。 そして「産後うつ」に対しての知識や理解も持って、回避してほしいです。 私は2人目の産後に、子どもとどうやって接していいかわからなくなってしまった時期がありました。産後ケアやファミリーサポート、病児保育や小児科の場所なども事前に調べておくと安心だと思います。受けられる支援は受けて、心も体もリフレッシュしながら子育てしてほしいなと思います。 お話・写真提供/加藤貴子さん 撮影/アベユキヘ 取材・文/早川奈緒子、たまひよONLINE編集部 不妊治療をへての高齢出産や、めまぐるしい子育て、育児の悩みを相談できなかったことなど、困難を乗り越えてきたからこそ、今の加藤さんの優しさや強さ、明るさがあるのだと感じました。
加藤貴子さん(かとうたかこ)
PROFILE 1970年生まれ。1990年に芸能界デビューして以降、数々の作品に出演。代表作として『温泉へ行こう』シリーズ(TBS系)、『新・科捜研の女』シリーズ(テレビ朝日系)、『花より男子』(TBS系)などがある。 ●記事の内容は2024年12月当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
たまひよ ONLINE編集部