【なくならない路上喫煙】「オレ6~7回言われてるけど、払ったことない」と過料1000円を拒否する人も 維新議員の会社が設置した路上灰皿でも、受動喫煙になりかねない事態が
(路上喫煙取締り指導員)「火消してちょうだい。条例ではね、路上喫煙禁止のためこの区域の中ではね1000円の過料なってるんです」 (男性)「1000円、はらいますわ」 (指導員)「ここすべて禁止地区なんで、吸われるなら駅前に喫煙所ありますんで。」 【動画で見る】【徹底取材】「あんな箱の中で吸って何がうまい?」注意に逆ギレも・・・大阪市内全域で路上喫煙禁止まで1年 “維新議員の会社”が設置した路上灰皿でも受動喫煙になりかねない事態が【ウラドリ】
大阪市内の繁華街はほとんどが「路上喫煙禁止地区」
大阪市は現在、JR大阪駅や御堂筋、京橋や天王寺駅の周辺など、人が多く集まる場所を「路上喫煙禁止地区」に指定しています。指導員は年末年始以外、毎日街を巡回。違反する人を発見したら、1000円の過料を徴収しています。 1000円の過料を払った男性に話を聞いてみました。 (記者)「きょうはどうしてここでいま吸おうと思ったんですか?」 (男性)「ちょっと仕事の関係で人と会っていて、結構僕吸ってしまうもんで。まあ、しゃあないんちゃいます?いまはもう、たばこをやめなあかんのちゃいますか」
こうした制度が出来たのは2007年から。16年経ったいまも違反者は絶えません。これまでの処分件数は累計で9万件以上。昨年度は1年間で4000件あまりの違反があったといいます。
「オレ6~7回言われてるけど、(過料)払ったことない」
巡回をしているとこんな人も・・・ (タクシー運転手)「ぼくら、ここでしか吸われへんもんなあ。喫煙所には行ってられへんやん、車動かさなあかんし。自慢するわけではないけど、オレ6~7回言われてるけど、払ったことない」 (指導員)「ちょっとまって」 タクシー運転手は一向に過料を払おうとしません。 (運転手)「わしらかて、吸う場所がないしな。あんな(喫煙所みたいな)箱の中で吸ってなにがうまい? 気分転換に吸うんやから。もしな、くわえタバコとか歩きタバコして、あかんって言われたらわかるけど」 (指導員)「ちがうねん。その煙をすうたら小さい子とかが受動喫煙になるっていう、健康増進法ができたから」 結局、タクシー運転手の男性は1000円を支払わないまま、去って行きました。
(大阪市事業管理課・竹田将司係長) 「やはり『なんでタバコを吸ってるだけなのに金取られなあかんねん』というお声をいただいてまして。路上喫煙の禁止地区ということもご存じないということでトラブルになるということは、やはり多いのかなというところですね」