【なくならない路上喫煙】「オレ6~7回言われてるけど、払ったことない」と過料1000円を拒否する人も 維新議員の会社が設置した路上灰皿でも、受動喫煙になりかねない事態が
万博に向け路上喫煙禁止を強化したい大阪市
そんな中、大阪市が万博に向けて打ち出したのが、市内全域での路上喫煙の禁止です。2022年3月、当時の松井市長が議会でこう発言しています。 「現在では世界的に受動喫煙は大きな問題となっており、万博の開催理念と照らせば、全市域で路上喫煙を禁止することが、時代の要請でもあります」 大阪・関西万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。その開催理念にそぐわない路上喫煙を2025年1月から無くそうというのです。こうした取り組みに、街の人は・・・。 (30代女性) 「子どもがいる身としてはありがたいです。後ろに煙りがとんでくるのとか、すごい嫌だなと思っていたので」 (妊娠中の30代女性) 「妊娠しているので、歩きタバコとか自転車に乗りながらとか吸っていると、頑張って追い抜いたりたり、行くの待ったりしてます」 (喫煙所でタバコ吸っていた20代男性) 「喫煙者全員が禁止条例を守るのは結構難しいと思いますね。人の目がないともういいやで吸っちゃう人が割といると思うので」
大阪市はいま、新たな喫煙所の設置に力を入れています。 (横山大阪市長) 「建物の中でも吸われへんし、外でどこで吸ったらええねんって人が、喫煙所あるんやったらそっち行こうかという風になっていただけたら、少しでも路上喫煙は減っていきますので、しっかり設置を進めて取り組みを進めたいと思います」 大阪市は無料で誰でも利用できる喫煙所を「指定喫煙所」とし、民間の事業者らが新設する場合、上限1000万円の費用を補助する制度を開始。維持管理費についても、年間144万円を上限に補助することにしています。民間での設置を促し、新たな喫煙所を120か所つくるといいます。
「え?これが喫煙所?」
9月、多くの人が行き交う心斎橋筋商店街のビルの中に新たな喫煙所がオープンしました。 (記者)「大阪市の補助金をつかって初めてできた喫煙所です。ついさっきまでタバコを吸っていた人がいましたが、ほとんど臭いは気になりません」 設置したのは、東京都内を中心に喫煙所をプロデュースする「コソド」という会社。代表の山下悟郎さんは、喫煙者が使いたいと思える様な喫煙所を開設することが大事だと話します。