【ABC特集】電話がハラスメント「テルハラ」になる時代!? 若者世代は7割以上が苦手意識 電話対応を強制されて転職も
先月、あるIT企業が発表した実態調査では約6割の社会人が電話業務に「苦手意識がある」と回答しました。20代、30代は実に7割以上が「電話が苦手」と感じているようです。電話のどんなところが苦手なのでしょうか。街で聞いてみました。 (WEB関連フリーランスの28歳女性) 「営業をしていたとき、毎日電話を何十件としていたので、バイブレーションが鳴っていないのに鳴っているように感じるストレスはすごくありました」 「会社の電話に3コール以内に出ろっていう感じで言われていたので、早く出なきゃっていうのと、今やっている業務を1回置いとかなきゃいけないっていうので」
電話への意識が変わってきたのは若者だけではありません。 (旅行会社入社30年以上の男性) 「ここ数年、電話するというのは相手に対して仕事を止めるという形になるので、いきなり電話するのは(今の)ビジネスマナーとしてはアウトなのかなという気はします」 今はまず、LINEなどのチャットツールで「いつなら電話していいか」とアポイントを取ってから電話するようになったと話す男性。 (記者)「入社したときと違いますか?」 「全然違います」
そもそも、連絡手段の“主役”が電話ではなくなっているようで… (WEBデザイナーの25歳男性) 「よっぽどのことじゃない限りは、LINEかメールで連絡欲しいなと思ってます」 やりとりの中心は電話よりLINEだということです。ちなみに、電話帳に登録されている 連絡先の数を聞いてみると・・・ (WEBデザイナーの25歳男性) 「58件ですね。税務署とか、区役所とか粗大ごみ(回収)の人たちとかそういうのばっかり。事務手続き系みたいな」 (記者)「そう言うの抜いたら何件ぐらいになりますか?」 「5人くらいですね」
一方、電話は電話で意味があると話す人も。 (WEBデザイナーの27歳男性) 「メールでは分からない相手の声色をこっちで判断できたりするので、どういう思いでお話しされているのか分かったり」
Z世代の転職などを支援する会社の代表によると、いまどきは、電話対応が苦手な社員や新人に電話対応を強制する「テルハラ」による転職相談が増えているそうです。「若い世代は自分の時間を乱されたくない人」や「固定電話がない家が多い」、そして「LINEなどでできることが増えた」といった理由で電話がなくても生活できるので、電話が以前より遠い存在となっているのかもしれません。
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