ネイマールがやって来る!6.6国立で森保Jと対戦するブラジル代表がベスト布陣で来日する背景と“ガチ勝負“の意義
ブラジルサッカー連盟(CBF)は11日、日本代表戦(6月6日、国立競技場)を含めた6月の国際親善試合に臨む同国代表メンバー27人を発表した。FWネイマール(30、パリ・サンジェルマン)を含めたベストの顔ぶれは、6月2日にソウルで韓国代表と戦った後に来日。カタールワールドカップへ向けて強豪国との腕試しを希望していた森保一監督にとって、最新のFIFAランキングで1位に返り咲いた本気のブラジルとの対戦は至高の90分間となる。
チャンピオンズリーグ決勝で対決する両クラブからも6人
フランス・リールで1-3と敗れた2017年11月の国際親善試合から約4年7ヵ月ぶりに、日本国内に限れば2001年6月のコンフェデレーションズカップ以来、実に21年ぶりに日本が対戦するサッカー王国ブラジルが本気モードで来日する。 日本時間11日深夜にCBFから発表された、韓国、そして日本とともに敵地で戦う6月の国際親善試合シリーズに臨む代表メンバー。チッチ監督が選んだ27人のなかにはネイマールをはじめ、南米予選を無敗の14勝3分け、総得点40に対して総失点5と攻守両面で圧倒した上での1位突破に貢献した主力選手のほとんどが名を連ねた。 しかも、ヨーロッパでプレーする24人のなかには、今シーズンの最後を締めくくるビッグマッチ、スタッド・ド・フランスでのチャンピオンズリーグ決勝を日本時間29日未明に控えるリバプールとレアル・マドリードに所属する6選手も含まれていた。 前者はGKアリソンとMFファビーニョ、後者ではDFエデル・ミリトン、MFカゼミーロ、FWロドリゴ、ヴィニシウス・ジュニオールが招集された文字通りのベストメンバーは、日本代表を率いる森保監督が望んでいた陣容でもあった。 国際親善試合のマッチメークに対して、かねてから「FIFAランキング上位の強豪国と対戦したい」と日本サッカー協会(JFA)の技術委員会へリクエストしていた指揮官は、実際にブラジル代表戦が決まった直後にはこんな言葉を残している。 「ワールドカップを見すえて準備を始めていくこのタイミングで、ランキング1位のブラジルと対戦できることを大変嬉しく思います。FIFAランキング上位のチームに対してリスペクトはするも、過度に相手を見上げることなく、同じ目線で戦えるチームを作りたいと考えているなかで、ブラジル戦でもそうした姿勢を見せていきたい」