クリスマス前に考えたい「食品ロス」 名古屋の「街のケーキ屋」が取り組む対策は?
見過ごせない日本の食品ロス、コンビニも対策始める
クリスマスケーキについては、ファミリーマートが2019年に完全予約制にする取り組みを始めたほか、ローソンは昨年、全国フードバンク推進協議会などを通じて余ったケーキを子ども食堂や福祉施設などに寄贈し、食品ロスを減らそうとしている。 農林水産省によると、日本の食品ロスは2019年の推計値で年間570万トン発生。これは、世界中で飢えに苦しんでいる人々に対する、WFP(国連世界食糧計画)による年間の食糧援助量の約1.4倍に相当する。 そのうち事業活動で発生する事業系ロスは309万トン。業種別で最も多いのは食品製造業で、40%以上を占める128万トンが製造現場でのロスとなっている。 (南由美子/nameken)