死者少ない要因は 専門家会議が会見(全文2)宣言前から新規感染は減少傾向に
各地域の感染対策がものすごく重要
もちろんこれは言わずもがなですけど、院内感染というのはこれが起きると、もちろんそれ自体が非常に大変なことで医療も負担が掛かるし、それと同時に重症者・死亡者が増えるんですね。われわれはなんとかして重症者・死亡者を減らしたいというふうに努力してるんで、このことが非常に重要で、院内感染、基本的な感染症対策、これはもう当然ですよね。それから、迅速に抗原検査とPCR、そういうふうになった場合にはどうするかという、ある程度、決めておかないと、これで早く、1人が出てきたら早くこういう検査をやるということも。 それから、先ほど人材のことも申し上げましたけど、これからはやっぱり都道府県、各地域の感染対策がものすごく重要です。国は大きな方針。実際にやるのは地域ですから、そういう意味では地域で専門的な助言が知事の人に、都知事・県知事の人に助言できる人材の確保というのが重要ですね。それから病院長、施設長なんかがしっかりと、院内完成が起きたときにしっかりとリーダーシップを発揮できるような訓練なんかも必要です。 それから最後ですね。これは、これからは、今、経済活動を再開しながら感染対策をするという、両立をしていくということになりましたよね。全ての活動を抑えて感染拡大を、全ての事業をやめてなんていうことは、もうそういうフェーズじゃないので、これからはやっぱり、はっきりと感染のリスクが高い場所があるわけですよね、分かってきた。そういうところの事業者、皆さんどういうことか、もうわれわれ何度も言ってるから、こういう場所とかこういう場所がリスクが高いというのは分かってきてるんで、そうした場所の事業者がおられますよね、事業者の代表。事業者全部とは。そういうところとわれわれ専門家の一部が行って、あるいは行政官の人が行って、いったいどんな対策をできるかということを一緒に連携して考えていく。ただガイドラインを作ってやってくださいというんじゃなくて、一緒に。これはなかなかそう簡単ではないですけど、事業者の人と一緒に、その現場に合ったクラスター感染対策、防止というのをやっていってくださいというのがわれわれの政府への強い提案です。