死者少ない要因は 専門家会議が会見(全文2)宣言前から新規感染は減少傾向に
人材養成っていうのは極めて重要
それと、これはやや、今回もわれわれ痛感しました。現場の人も保健所、現場の人は本当に頑張ってくれてるんですけど、実は日本がわれわれ、ほかの欧米の先進国と比べて1つの課題は、感染症の疫学専門家がこのデータをどう分析するのか。あるいは公衆衛生。これは臨床家の先生は日本ではいっぱいおられます、優秀な。だけど私なんかは個人的にいろんな国と、もう優秀な人が臨床家にもおられるし公衆衛生にもいるんだけど、ますますこれからこういう時代、大変な時代になって、この現象を個人の患者さん対患者さん、医師という観点から見るんじゃなくて1つのグループとして見るという、この公衆衛生的な発想を持った人がこれからもっと必要になるということで、地域における感染症対策を担う人材。もちろん日本はFETPということで、今でももう、今、福岡で少し感染があれで、もう2日前ですか、先生ね、FETPの。だけどFETPの人ももっと増えなくちゃいけない。そういうようなことで、これは人材の養成っていうのは極めて重要です。 それでは次のスライドへいってください。これは感染時の重症化リスクの高い集団、これは言ってみれば院内感染とか高齢者の施設のということですけども、これもたくさん、細かいことを言えばもう5ページ、6ページの膨大な量ですけど肝は、ここで大事なことは、院内感染は起きる可能性があります。これは地域の感染がなんかの形で院内に持ち込まれることは今までもあったし、これからもたぶんあるでしょう。もちろんそれは防ぐんだけど、迅速に介入すること、迅速に、入ったときにどう対応することで、対応のうまく、速く、素早く、病院の院長さんなんかのリーダーシップと、あとは地域のいろんなサポートを得る必要がありますよね。こういうことをできた病院は早く収束するんです。ということがだんだん分かってきたんで、しっかりとした体制をつくってもらう必要があるということで。