【全日本】王道マット〝セミリタイア〟の諏訪魔が有終の美「また全日本のために何かやれることがある」
全日本プロレスの暴走男こと諏訪魔(48)が、事実上のセミリタイアとなる王道マットで〝有終の美〟を飾った。 31日の東京・国立代々木競技場第二体育館大会では11人参加の「ゼンニチ大晦日ランブル2024」に出場。先陣を切って登場した諏訪魔は、いきなり鈴木秀樹との相棒対決が実現した。 タオルではたかれ、激しい攻防を繰り広げると、3番目で登場した佐藤光留には道着の帯で首を絞められる、それでも帯を奪うと、秀樹と佐藤にムチのように振り下ろして反撃だ。 その後は順に芦野祥太郎、羆嵐、愛澤No.1、ハートリー・ジャクソン、北海熊五郎、黒潮TOKYOジャパン、鈴木みのる、ウルティモ・ドラゴンが登場。並んだ名前を見てもわかるとおり、濃いメンバー11人が揃ったリング上はカオスな空気に包まれた。 続々と選手が失格となる中、最後はみのるとの一騎打ちに。ゴッチ式パイルドライバーを阻止した諏訪魔は、コーナーのみのるをパワーボムの体勢で捕らえると、そのままロープの向こうに。オーバー・ザ・トップロープで脱落され、24分2秒の戦いを制した。 「いや~、最後の最後で勝ったな。これで気持ちよく終われるかなと思いますね」 この日を持って専務執行役員を退任し、2025年1月1日付で全日本の非常勤取締役に就任。併せて「プロレスリング・エボリューション」の社長を務めるため、今後全日本での試合は月1~2試合程度となる。 「非常勤の取締役としては残るので、また全日本のために何かやれることがあるんじゃないかなって思ってますよ。わらじを何足履いたって頑張りますよ」とレスラー、社長、非常勤取締役の両立に意欲をのぞかせた。
小坂健一郎