仙台一「一高すごいな、と驚きの声」 センバツ21世紀枠推薦プレゼン
第96回選抜高校野球大会の出場校を決める選考委員会は26日朝に始まり、21世紀枠候補9校の推薦理由説明会が行われた。仙台一(東北・宮城)の推薦理由は以下の通り。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち ◇仙台一 松本嘉次・宮城県高校野球連盟理事長は仙台一について、「試合後には客席から『一高すごいな』と、県内屈指の進学校が残す結果に驚きの声が上がる」と紹介。平日の練習時間は1時間程度ながら、食事では漢方の理論を取り入れ、電子機器を活用するなど独特の練習で上位に何度も食い込んでいると説明した。「あと一歩のところで聖地に踏み入れることができないチームは、まさに仙台一高のようなチームだ」と強調した。 また、野球部の阿部翔人部長は石巻工(宮城)主将として、2012年のセンバツで「日本がひとつになり、その苦難を乗り越えることができれば、その先に必ず大きな幸せが待っていると信じています」と選手宣誓したことを紹介。「その思いはきっと北陸にも通じている。当時の選手が指導者となって戻る。『今ありて、時代も連なり始める』、(センバツ大会歌の)この一文はしっかりと受け継がれている」とアピールした。 21世紀枠2校を含む出場32校は26日午後に発表される。【玉井滉大】