小関裕太「直感を大切にするタイプなので、ひと目惚れの経験は何度かあります」
現在好評公演中のミュージカル『ロミオ&ジュリエット』でロミオ役を演じる小関裕太さん。ロミオにとっての恋の意味とは、彼はなぜ死ななければならなかったのか。自らの恋愛観とともに小関さんが分析します。 PEOPLE NOW
『大奥』や『不適切にもほどがある!』をはじめ話題のドラマや映画に引っ張りだこの小関裕太さん。29歳の誕生日を迎える6月8日(土)にはフォトグラファーとして初の作品集を発売、5月16日(木)に開幕するミュージカル『ロミオ&ジュリエット』ではタイトルロールのロミオ役を演じるなど、今、注目の俳優のひとりです。そんな小関さんに30代を間近にした今の思い、現在、絶賛稽古中のロミオ役について、お話を伺いました。
ロミオと同じで10代の頃はいろいろなことに反発したかった
── Web LEONです。今日はよろしくお願いいたします! 小関裕太さん(以下、小関) LEONって、あのLEONですよね(笑)? ── 多分、そのLEONです(笑)。 小関 先日、「王様のブランチ」のロケの時、電話中のジローラモさんとすれ違ったんですよ! ── (笑)。そうでしたか! イタリアといえば愛の国。ジローさんも愛に生きる男ですが、小関さんも今回、イタリアを舞台にしたシェイクスピアの恋愛悲劇『ロミオ&ジュリエット』でロミオを演じられます。どんな経緯で役が決まったのですか?
小関 実はこの作品のことを知る少し前に、ある舞台で、蜷川幸雄さん演出のシェイクスピア作品に数多く出演されてきた俳優さんとご一緒させていただいたんです。いろいろお話を伺ってシェイクスピア作品への関心が高まっていた、ドンピシャのタイミングで『ロミオ&ジュリエット』のオーディションの話を伺い、運命的なものを感じ、「このチャンスを逃したくない!」と思い挑戦しました。 ── 念願のロミオ役、実際に演じてみていかがでしょう? 小関 稽古で演じてみて、運命について考えさせられる作品だなと強く感じました。誰もが結末を知っている、非常に有名な物語ですが、ロミオが「死」に導かれた要因はひとつではなく、友達や親など、ロミオを取り巻くすべての人が関係しているのではないかと僕は思っていて。ロミオはどこで不穏な未来を予感したのか、あるいはしなかったのか。それとも、「死」がロミオを引き寄せたのかなど、いろいろなことを考えます。