大阪市・松井市長が定例会見10月15日(全文2)支持者の皆さんの理解が進む
協定を結ぶのもなかなか難しいのでは
読売テレビ:私も特別区間で通えるようになるとメリットはあると思うんですけれども、実際に今、東京23区で見てみると、23区で協定を結んでいるという状況はなくて、事実4000人、5000人とか1つの区に、保育所へ通ってる子供はいるんですけれども、そのうち、よその区から通っている子供っていうのは本当に1桁、2桁レベルでして、通ってる子っていうのも実際そこの区に住んでいたけれども、要するに引っ越したからそのまま通っているっていう子が多いというのが実情なんです。となると、やはり協定を結ぶというのもなかなか難しいのではないのかと思うんですけれども、それでもやはり可能ですかね。 松井:いや、これはもう新しくできる特別区なので十分可能だと思いますよ。それを、協定結ぶデメリットある? デメリット、じゃあ何? 結んだときの。 読売テレビ:デメリットという、やっぱり自分の区の子供を入れられなくなる、それでよその区は入っているのに、なんで私この区に住んでるのに子供入れられないのよって不平不満は出てくると思うんです。そこをどう解決するかだと思うんですけども。 松井:それは特別区同士で、じゃあどのぐらいの幅にしていこうとか、特別区同士で、例えば今の区割りしたときに、特別区になったときに違う区にっていう、今の状態で、大阪市の状態で、違う区の保育園に通ってるねっていうのは、ごく少数です。ごく。数を数えればね。児童の。だからその程度の児童の数、今の状況でもごく少数。だから十分やりくりできるんじゃないですかというふうには思っています。 だから今、待機児童ゼロに向けて頑張ってますけど、待機児童にカウントされない保留児童というのはやっぱり相当数いるわけですよ。この子供たちはやはり、われわれがここどうですかと言ったところは、さまざまな距離的条件とかでも、保護者のほうが、いや、そこはやめときますと。そこまでは通えませんと。今でもそういうことは多々あるわけです。今でも。 だから特別区同士になったときに、もちろん特別区の住民が重視されるんでしょうけど、そのニーズとしては、特別区内の保育園、幼稚園に通うより、隣の特別区だけど、こちらのほうが近いという状況は、どの特別区でも出てきます。だから特別区長にとっては、この協定はどこかの区だけがデメリットになるという、そういうことではないんで、十分この協定書は了承されるもんだと僕は思っています。 読売テレビ:ありがとうございます。 司会:そのほか、いかがでしょうか。 【書き起こし】大阪市・松井市長が定例会見10月15日 全文3に続く