大阪市・松井市長が定例会見10月15日(全文2)支持者の皆さんの理解が進む
公明との合同演説で何をアピールしたいか
日本経済新聞:日本経済新聞の【タカハシ 00:42:48】です。よろしくお願いします。今の質問に関連してなんですけれども、公明党の山口代表との合同の街頭で、代表ご自身としてはどのようなことをアピールしていきたいですか。 松井:どのようなことって同じですよ。これはもう今回の法定協議書がバージョンアップできた。それは公明党さんがさまざまな地域の声を反映するようにわれわれに要請があり、われわれはそれを受け止めたと。そういうことで前回否決、廃案となったあの協定書とはまったく違う、そういう形なので、ぜひもう二重行政のような過去に戻らないためには制度として皆さんにご理解いただきたい、賛成してもらいたい、こういう訴え方です。 日本経済新聞:もう1点なんですけれども、山口代表と合同で街頭されることによって、住民投票の賛否に与える効果っていうのはどういったことを見込まれて、期待されていますでしょうか。 松井:そりゃ前回公明党さんは反対なんだから、公明党の山口代表が来られるということは公明党支持者の皆さんにも今回のこの都構想の意義、必要性。そして公明党さんが反対から賛成に転じた理由についても理解いただけることが進むんじゃないかなと、理解が進むのではないかなと思います。 司会:ほかいかがでしょうか。
動画の削除は住民投票が市民対象だからか
読売テレビ:読売テレビ、児玉です。市長会見の動画を削除した件で関連なんですけれども、吉村知事の会見については残っているんですけれども、そこについてはやっぱり大阪府知事の会見ということで、今回、住民投票が、大阪市民が対象だからということなんでしょうか。 松井:そういう判断ですね。この都構想の住民投票で政治的身分に関わるのは市長と市会議員だから。 読売テレビ:ありがとうございます。すいません、前回、先週も少し質問させていただいたのですが、保育所の通所の関係で、特別区になった場合、市長は説明会でも先週の会見でも特別区間で協定を結ぶなどして区をまたいで通所できるように、自分の任期内につくるとおっしゃいましたけれども、それが可能なのかどうか、あらためてお聞かせください。 松井:僕は、これは可能だと思っています。というのも各4人の特別区長ができたときに、その特別区と特別区、これは壁があるわけじゃないんで。このはざま、近いところで保育所設置されてる、幼稚園設置されてると。これ、どっち側が得とか、どちらにもメリットあるじゃない。どっちかがデメリットになることはないじゃないですか。境界の、非常に近い距離感で言うと。特別区長の中で、それを反対する特別区長はいないと思いますよ。どちらもメリットがあるわけだから。 読売テレビ:例えば待機児童、自分の区に待機児童が多いです、利用保留児童も多いですってなると、どうしても自分の区が優先になってしまったりだとか、新しい保育所をつくる、民間がつくるにしてもやっぱり行政からの補助金とかいうのも出ると思うんですけれども、やはりよその区の子供を入れるのに自分の区のお金を入れないと駄目っていうことも出てくると思うんですけれども、そういったところで不公平感とかも生まれると思うんです。その辺り、どのようにお考えでしょうか。 松井:いや、それはどこの区でも、じゃあ待機児童が、基本、自分の特別区のそれこそ世帯支援が、それはまず第一優先だろうけど、どこの区でも、じゃあ待機児童が増えたときに隣の区に協力を求めるわけだから、どこの区でも。そのときにまず待機児童の数、状況に応じた協議は特別区長同士がやればいいだけです。ルールとしてはどちらも入れるようにしておこうねというのは、どちらの区にとってもメリットしかないと思いますから。