大阪府・吉村知事が定例会見7月16日(全文1)亡くなった人の50%が院内感染
唾液が飛び交う環境をぜひ避けて
皆さんへのお願いですが、これは大阪モデルで黄色信号をともしました。これは感染拡大の兆候が見られる場合に、まず大阪モデルで黄色信号を示します。そして医療体制がこのままいったら逼迫しちゃうよというときには赤信号をつけます。赤信号の基準にはまだ達していませんが、黄色信号の基準に達した、つまり感染拡大が徐々にこれは上がりつつあると、どうもその傾向にあるということを信号としてキャッチをしています。 ですので、皆さんについては、お願いです。3密で、いわゆる唾液が飛び交う環境をぜひ避けてもらいたいと思います。今のわれわれも調査していますが、ここが顕著になっています。若い人が密な状態でいろんな大騒ぎをして、食事を一緒にやると。そういったところで非常に広がってきているということです。 2つ目ですが、感染防止の対策を取ってくれている店とそうじゃない店がありますが、感染防止の対策を取ってくれているところには宣言ステッカーというのを大阪府から発行してます。感染防止宣言ステッカーがないバーとかキャバクラとかホストクラブ等、夜の街のお店の利用は控えていただきたいと思います。 それから特に重症化リスクの高い方、高齢者の方、基礎疾患のある方は、ぜひそういったリスクの高い環境は避けていただきたいというふうに思います。
夜の街関連専用の検査場をミナミに設置
引き続いて、具体的にはどういった対策を取るかというところですけども、夜の街関連の専用の検査場、これをミナミに設置をいたします。本日から運用を開始するということにしています。特に夜の街関連で働かれている方、少しでも症状があったり、少しでも心配に思われる方がいらっしゃったら、ぜひご連絡をいただけたらと思います。働いている方だけじゃなくて、利用されてる方もぜひそういった心配があればすぐに連絡をいただけたらと思います。ここについてはわれわれとしてもどんどん積極的に検査をしていこうと思ってますし、その体制を整えています。 臨時検査場の設置ですけども、まず大阪市内の夜のお店で働かれている方については、こちらのほうの番号。これは大阪市の保険の相談センターの番号ですけども、こちらのほうの連絡先にお願いしたいと思います。それから大阪市以外の場所で働いている方については、それぞれ設置の保健所がある受診相談センターにご連絡をいただきたいと思います。いずれにしても夜の街関連の話をしていただければ、われわれとしては積極的にどんどん検査をしていきます。 それから、このミナミの専用の検査場については、1日最大90名ということの体制で進めていきます。もちろんこれ以上になれば、ほかにも大阪市内に検査場はたくさんありますから、そこでどんどんやっていきますが、ミナミには専用の検査場を設置します。 それから夜の街関連の皆さまへのお願いですけども、やはり感染防止対策を取っていただきたいと思います。業種別にガイドラインがすでに出来上がってますから、それを順守していただきたいと思います。そしてそれを順守していただけるところについては、感染防止の宣言のステッカーというのを発行してます。これは大阪府のホームページにアクセスしてもらえればすぐに発行できるようになってますから、ぜひそれを発行してもらって、そして対外的にも示してもらえたらと思います。 大阪コロナ追跡システム、これももしそこで感染者が出たときに、囲い込みするためにこの追跡システムを導入してますので、QRコードで読み込んでいただいて、送信していただければ、もしそこで感染者が出たら連絡する、こういう仕組みをつくってますから、ぜひこれをお願いしたいと思います。そして従業員の皆さんの積極的な検査受診もお願いします。 そして本日ですけど、5時半からミナミで啓発活動を行います。本日をキックオフにしまして、街頭の啓発活動もこれから行っていって、ミナミやキタでこういった取り組みをお願いしますというのをチラシを配りながらその街頭活動をしていきます。