【新紙幣】まだ「渋沢栄一」の一万円札を手にしたことがありません。銀行に行けば「交換」は可能ですか? どうやって手に入れれば良いのでしょうか?
2024年7月から新紙幣が発行されています。しかし、まだ発行されたばかりで十分に流通はしていないようです。そのため、まだ実物を見たことがないという人もいるのではないでしょうか。 本記事では新紙幣の簡単な概要のほか、入手方法、旧紙幣は今後どうなるのかといった内容を説明します。 ▼実家の物置で「鳳凰」の描かれた100円玉を発見! 昔のお金は今も使える? 高く売れる場合もあるの?
新紙幣の概要
2024年7月3日から新紙幣が発行されています。今までの一万円札・五千円札・千円札の肖像の人物は福沢諭吉・樋口一葉・野口英世でしたが、新紙幣は渋沢栄一・津田梅子・北里柴三郎です。新紙幣には偽造防止のため3Dホログラムや高精細すき入れなど最新の印刷技術が盛り込まれています。
新紙幣を入手する方法
新紙幣を早く入手したい人も多いのではないでしょうか。しかし、7月3日以降も目にするのは旧紙幣ばかりの人もいるでしょう。 「新紙幣を入手するには日本銀行で両替したら良いのでは?」と思うかもしれません。しかし、日本銀行では基本的に両替や単純な交換を行っていません。日本銀行で交換ができるのは、紙幣の汚れや損傷などで使えなくなった紙幣のみです。 「それなら自分で汚せばよいのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、やめたほうがよいでしょう。紙幣の故意による汚損を禁じる法律はありません。しかし、故意の汚損は偽札との区別がつかなくなる可能性があるやめてほしい行為とされていますし、故意に汚損したとみなされると交換に応じてくれなくなる可能性があるからです。 一般銀行での両替はどうでしょうか? 例えば、みずほ銀行は7月4日以降の新札への両替は新紙幣になるが、当日分の紙幣がなくなると両替を停止するとしています。また、三井住友銀行も7月4日以降新紙幣の新券への両替を開始するとしていますが、新券指定をしない場合は旧紙幣も混在するそうです。 ほかにも、両替には手数料がかかることもあるなど、銀行によって条件がさまざまなため、あらかじめ利用したい金融機関に問い合わせたほうがよいでしょう。