小池都知事が定例会見5月7日(全文1)コロナに慣れない、甘く見ない
コロナに慣れない、甘く見ない
新型コロナウイルスに罹患をして、また後遺症にも悩まされたという、先ほども申し上げましたように、いろんな方に私も直接お話を伺いました。そのリアルな体験を伺っているわけで、これ、まとめてあります都のポータルサイト「コロナをおさえる STAY HOME」、こちらからご覧いただけます。いろんな体験を生々しく皆さんがお伝えいただいているということで、若い世代の方も自分には関係ないと思っていたのが突然陽性になった、体調が悪くなった、人ごとではないということを教えてくれますので、ぜひご覧いただきたい。そしてまた、こうした相談事例や体験談も踏まえまして、どうかコロナには慣れない、そしてコロナを甘く見ないということをあらためて強調したいと思います。 さて、緊急事態宣言、延長を要請し、そして今その手続きが国で取られているところでございますが、皆さま方には本当にご負担を引き続きお掛けすることになるわけでございますが、今も最前線で奮闘されている医療従事者の皆さんがおられるということも忘れないでいただきたい。そして感染を抑え込んでいくためにも引き続き都民、事業者、行政、一体となって取り組んでいく。 世界中、このコロナとはいろんな闘い方をしています。ワクチンをそれぞれも受けてマスクを外しましょうとか、まちによってはいろいろ模様も違いはあるかと思いますけれども、今この東京において皆さん方と引き続き都民、事業者、行政、一体となって取り組んでいきたいと考えておりますので、どうぞここはご理解、ご協力いただきたいと思います。コロナはまさに1人1人の力で、共にこのコロナと立ち向かっていかなければならない、抑え込んでいかなければならない。現時点ではそれ以外の方法がないと。ワクチンを待つということになろうかと思います。
都立大でグローバル教養講座
さて、次の、2番目のテーマ、今日のお伝えする項目でありますけれども、東京都立大学でグローバルな流れ、グローバル化に向けました新たな取り組みを開始するというお知らせをいたします。この都立大学ですけれども、英語による授業科目の拡充をしたり、秋入学の導入を検討したりと、国際社会で活躍できる高度な人材の育成、また、輩出を目指した教育環境の整備を進めているところであります。その取り組みの一環として、政治、経済、環境など、各分野における世界の第一人者をお招きしまして、豊かな国際感覚を養う特別な講座を設けます。グローバル教養講座ということで、今年度からの実施といたします。対象は全学生になりまして、春と秋、この2回に分けてオンライン形式での開催となります。 講師陣でありますが、例えばご覧いただいておりますように台湾の天才IT担当大臣と呼ばれていますオードリー・タンさん、それから「人生100年時代」を提唱しているリンダ・グラットンさん。前にも東京として、長寿社会ということで、そのときは来日していただきましたが、今回はオンラインでのご講義となります。あとジャック・アタリさんと先日、私、オンラインで対談をいたした、著名な経済学者であります。ジャック・アタリさんにもご出演いただきます。島田・山本両新旧理事長も、それぞれ経済、そして山本良一さんは環境の専門家でございます。こういった超一流の方々から講義を受けられるということは東京都立大学の人材育成にますます輝きをもたらしてくれるということだと思います。 ご覧の講師の講座については都立大生以外の皆さんにもご覧いただけますように、まずは都立大生を対象に、そしてそのあと一般公開も予定をいたしております。最先端を走る講師陣でありますから、豊富な知見、そして世界の最新動向をじかに学べると、非常に貴重な内容となりますので、ぜひとも、皆さんにもご視聴いただければと思います。5月26日以降でありますけれども、こちら、大学のホームページで順次配信をしてまいりますので、ご期待をいただきたいと存じます。