「緊急事態宣言の延長必要」 小池都知事「解除できる状況にない」
東京都の小池百合子知事は6日、記者団の取材に応じ、緊急事態宣言について「解除できる状況にはない」と述べた。小池知事は、「引き続き人流を徹底して抑制していくこと。そして飲食など、感染を抑える対策を講じていくこと。こうしたことを引き続き進めていかなければならない。宣言の延長が必要だと考えている」と続けた。隣接する神奈川・千葉・埼玉の3県の知事ともテレビ会議を開き、連携していくという。 【動画】小池知事「宣言、解除できる状況にない」 都がモニタリング会議 宣言が延長された場合の対策について「なかなか緩めるという状況にはないという認識だ」と述べた。
小池知事は、東京でも感染力の高い変異ウイルスが従来のものと置き換わる形で広がっているとしたうえで、「いまの感染する確率というのがちょっとこれまでとは違うんだと言う認識をもたなければいけない。これまで以上にリスクを避ける行動をお取りいただきたい」と言及。 ゴールデンウィーク中、都民の多くが自宅から半径3~5キロ圏内で活動していたとの報告も紹介したが、「ただ、新規陽性者数が減少に転じていることにはつながっていないし、重症者数も減少していないというのが現実」と説明。「まだ予断を許さない」とも語った。