【バレー】眞鍋政義監督「厳しい試合になることはわかっていた。カナダのバンライク、グレイの両選手は素晴らしかった」VNLカナダ戦会見コメント
6月13日に西日本総合展示場(福岡県北九州市)で行われたバレーボールネーションズリーグ(VNL)女子カナダ戦後の眞鍋政義監督の記者会見コメントをお届けする。なお、この会見は日本チームのパリ五輪出場が決定する前に行われた。 ――重要な1戦でしたが、フルセットの展開となりました。振り返って、いかがでしたでしょうか? 眞鍋:まず、第1・第2セットは我々の思った通りのバレーボールを展開できていましたが、特に3セット目以降からはずっと守りに入ってしまいました。そういった意味では、やはりカナダチームの集中力は素晴らしいなと感じました。 ――次戦のセルビア戦に向けて。 眞鍋:1日空きますので、気持ちを切り替えて次戦に挑むための準備をしたいと思います。 ――今大会、セッターは開幕からずっと岩崎こよみ選手を先発で起用されていますが、評価は? 眞鍋:まず、岩崎はセッターとしてはブロックが非常に高いということと、サーブがいい。ディフェンスも今年のセッターの中では上位に位置していると思います。 ――以前からオリンピックは本大会よりも予選の方が厳しいということをずっとおっしゃられていると思いますが、今日の試合を終えて、改めてどのようなところにオリンピックを懸けての戦いの難しさを感じられたか、お伺いできますか? 眞鍋:そんなに順調に行くとは初めから思っていませんし、今日のカナダ戦も非常に厳しい試合になることは初めからわかっていました。特に3番のバンライク選手と9番のグレイ選手は素晴らしいですね。我々日本のブロックはなかなか止めきれないなという反省もしております。 ――先ほど3セット目以降のカナダの集中力が素晴らしかったとおっしゃっていましたが、第1セット、第2セットでは何とか耐えられていたディフェンスが、ちょっと耐えきれなくなってきているように見受けられました。監督から見てどのように感じていましたか? 眞鍋:やはり少しサーブで崩されることが多かったと思うんですけど、常にブロックを2枚の状況で、なかなかスパイクが決まらない。反対にいえば、サーブでは崩すのですが、 我々の2枚ブロックでは3番と9番の選手は止められず、2人のスパイクだけで50点(グレイ26点、バンライク24点)得点されていたと思います。それくらい決められていましたので、どうしようもないなと。 ――石川真佑選手を途中で代えられましたが、怪我ではなかったとのこと。差し支えない範囲でどのような交代の意図があったのかを教えてください。 眞鍋:交代の意図は見ての通り、スパイク決定率、効果率の数字が悪かったから代えました。 ――次戦に向けて、岩崎選手とアタッカー陣のコンビの部分の修正点はどのようなところだと感じていますか? 眞鍋:第3セット以降、少し岩崎のトスが浮いて、スピードが遅くなり、ちょっとスパイカーとのタイミングが合ってなかったのかなと感じています。