バルサ、若き“10番”アンス・ファティの今冬放出を検討か…セビージャが関心継続?
バルセロナに所属するスペイン代表FWアンス・ファティに1月の移籍の可能性が浮上しているようだ。12月1日、スペイン紙『アス』が伝えている。 現在22歳のファティはバルセロナの下部組織出身で、2019年夏にクラブ史上5番目に若い「16歳9カ月25日」にしてトップチームデビューを飾った。ここまで公式戦通算119試合に出場し29ゴール10アシストをマークしているが、近年は度重なる負傷の影響もあり、チーム内での序列が低下。昨シーズンはブライトンにレンタルで放出された。 今夏にはバルセロナに復帰したものの、今シーズンも負傷が重なり、ここまで合計158分間の出場に留まっているファティ。今回の報道によると、バルセロナは補強資金の捻出や人件費の削減に向けて、今冬の移籍市場で同選手の売却に踏み切る可能性が浮上しているという。今夏の移籍市場での獲得も噂されていたセビージャが引き続き関心を寄せており、今冬にオファーを提示する可能性があるようだ。 セビージャのガルシア・ピミエンタ監督は、かつて率いていたバルセロナの下部組織でプロデビュー前のファティを指導。負傷を繰り返すコンディション面への不安は拭えないが、同選手の能力を高く評価しており、再共闘に意欲を示しているようだ。今冬の移籍市場で獲得に乗り出す場合には、シーズン終了までのレンタルオファーを提示する可能性が高いとも報じられている。 復帰したバルセロナで存在感を発揮できず、一部ではサウジ・プロフェッショナルリーグ移籍の可能性も取り沙汰されているファティ。果たして今冬に新天地を求めることになるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。
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