紅葉が美しい温泉7選 日帰りでも行ける温泉地とツウな楽しみ方も紹介
「行楽の秋」が来ると、温泉に行きたくなりませんか? 木々が紅葉する秋は空気も爽やかで、旅行にもってこいの季節です。そして寒くなれば、温かい温泉が恋しくなるというもの。 この記事では、そんな紅葉の秋に行ってみたくなるおすすめの温泉地と、秋の旅先を選ぶコツをご紹介します。
1.紅葉の見頃はいつ?
2024年の関東の紅葉は、11月下旬から12月中旬に見頃を迎える予想となっています。意外と遅めだと感じるかもしれません。例年より少し暖かい秋になると予想されているためです。 ただし北関東や長野県の標高の高いエリアは10月中旬から色づき始め、10月下旬には早くも見頃を迎えた、というところもあります。 気を付けなくてはならないのは、紅葉シーズンの温泉旅館は人気が高いため、すぐに予約がいっぱいになってしまう可能性があることです。紅葉のきれいな温泉ほどその傾向にありますから、思い立ったら早めの予約をおすすめします。
2.紅葉が楽しめる温泉の選び方
さて、それではどこの温泉に行きましょうか? 迷ったときに参考にしてほしい紅葉シーズンの温泉の選び方を、ここでは3つのポイントに絞ってお伝えしたいと思います。 (1)ロケーションで選ぶ 紅葉と温泉をセットで楽しむ旅ですから、まずロケーションをチェックするのが最優先です。できれば露天風呂や内風呂の窓越しに紅葉が見えるところだと、なおいいですね。 箱根、塩原などエリアで目星を付けたら、次はお宿の公式サイトをいくつかチェック。秋のお風呂回りの写真を載せていれば、紅葉に自信ありのお宿と思ってよいでしょう。「温泉名 紅葉」のキーワードを入れて検索してみるのもおすすめです。 できれば川に面していたり、山の眺望を自慢していたりするお宿であれば、それだけでお風呂から紅葉の見える率は上がります。また、あえて白濁する温泉を狙ってみるのも手です。白い濁り湯と赤や橙(だいだい)色の紅葉のコラボは、秋しか見られない絶景です。 お風呂からの紅葉に拘(こだわ)らず、紅葉の有名観光地の近くにある温泉に泊まるのも悪くありません。紅葉は紅葉、温泉は温泉として楽しむつもりでお出かけすれば、万が一お風呂からの眺めがいま一つでも満足度は低くないはずです。 (2)泉質で選ぶ 温泉の泉質には「塩化物泉」「硫黄泉」「単純泉」などがあり、全部で10種類に分類されます。このなかで紅葉の季節におすすめするのは、ズバリ「塩化物泉」「硫酸塩泉」の2つです。 まず「塩化物泉」から説明しましょう。このお湯は別名を「熱の湯」ともいい、塩分が肌をコーティングしてくれることから、お肌から熱と水分を逃がしにくい働きがあります。つまり寒くなってきた季節に身体を温め、乾燥しつつある肌の水分を守ってくれるのです。 次に注目したいのが「硫酸塩泉」。特にナトリウム―硫酸塩泉は肌の保湿のエキスパート。乾燥しやすい年代のお肌を優しく潤わせてくれるタイプの泉質になります。 一方、少し注意したいのは炭酸水素塩泉や強いアルカリ性の温泉。新陳代謝の落ち着いた年代では皮脂を落とし過ぎてしまうこともあるので、湯上がりは意識して保湿剤などを塗るとよいでしょう。 (3)アクセスで選ぶ マイカーで温泉地まで行くなら、紅葉が楽しめるドライブコースを経由して行くのも楽しい季節です。関東からお出かけするなら、いろは坂を通って奥日光湯元温泉、榛名山麓を回って伊香保温泉、箱根ターンパイクを通って箱根や湯河原温泉がおすすめです。 運転しない、移動中にお酒も嗜(たしな)みたい、電車が好き、という人なら、箱根登山鉄道で行く箱根温泉郷、または野岩鉄道で行く鬼怒川・川治・湯西川温泉方面はいかがでしょうか。車窓の紅葉がゆったりと楽しめます。 また紅葉の季節こそ、歩かないと行けない山の温泉を選ぶのもあり。奥鬼怒温泉郷や、那須の三斗小屋温泉などは夏よりも歩きやすく、また紅葉に染まる山の景色もご馳走になります。