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米重克洋

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JX通信社 代表取締役

報告

解説議席構成だけでなく、政党支持率の観点でも自民党の「一強」が崩れ、野党を含めた群雄割拠状態になりつつある。 選挙結果は、世論調査で観測される政党支持率に大きく影響する。この調査を含めて、最近の報道各社の世論調査で共通するのは、①自民党の政党支持率が大きく下落して立憲民主党との差が縮まっていること、②国民民主党の政党支持率が大きく上昇していることの2点だ。 従来は自民党の支持率が30~40%台あり、他の野党は全て1桁台の支持率にとどまる状態で、こうした世論の支持構造が2012年以来の「一強多弱」体制を作ってきた。だが、長らく自民党を支持してきた層が、政治とカネや経済・物価高などへの不満から「自民離れ」を起こしている。来年夏には参院選や都議選も控えるなかで、近い将来の政権の枠組みや政界の勢力図にも影響し得る大きな構造変化が起きつつある。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 鈴木崇弘

    政策研究者、PHP総研特任フェロー

    補足今の政治、特に自民党の問題は、国民・有権者の意識や認識への感受性が感じられないことだ。石破政権も、衆…続きを読む

コメンテータープロフィール

「シン・情報戦略」(KADOKAWA)著者。1988年(昭和63年)山口県生まれ。2008年、報道ベンチャーのJX通信社を創業。「報道の機械化」をミッションに、テレビ局・新聞社・通信社に対するAIを活用した事件・災害速報の配信、独自世論調査による選挙予測を行うなど、「ビジネスとジャーナリズムの両立」を目指した事業を手がける。

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