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米重克洋

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JX通信社 代表取締役

報告

見解特別国会での首班指名に備えて、なるべく会派の人数を増やしておきたいという意図が窺える。同時に、会派に入るのと政党に入る/戻るのとは違う話なので、後者を指す追加公認よりはハードルが低いという判断もあったのかもしれない。 一方で、引き続き追加公認・復党というハードルは残る。自民党からすれば、問題を指摘された議員たちが選挙に当選したことをもって、民意による禊が済んだという判断もあり得る。だが、同時に留意しなければならないのは年明けの通常国会で予算を通さねばならないこと、そして、その後すぐ夏には参院選や都議選も控えていることだ。 政治とカネの問題への対応が批判されて選挙に実質的に敗北した与党にとって「甘い」と見られる対応は取りにくいし、タイミングも慎重に図るしかない。世論の苛烈な批判を浴びる材料を未だ残している状態だ。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 白鳥浩

    白鳥浩認証済み

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    法政大学大学院教授/現代政治分析

    解説自民党本部は筋を通さなくて良いのであろうか? そもそも、2000万円を支部に支給し、最後に自民会派に…続きを読む

  • 楊井人文

    弁護士

    補足無所属6人が自民党会派に加わることで、自・公215議席と合わせて221議席となりました。過半数の23…続きを読む

コメンテータープロフィール

「シン・情報戦略」(KADOKAWA)著者。1988年(昭和63年)山口県生まれ。2008年、報道ベンチャーのJX通信社を創業。「報道の機械化」をミッションに、テレビ局・新聞社・通信社に対するAIを活用した事件・災害速報の配信、独自世論調査による選挙予測を行うなど、「ビジネスとジャーナリズムの両立」を目指した事業を手がける。

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