見解斎藤知事の説明は、合法と説明し得る最低限のポイントを押さえることに終始し、具体的な質問はほぼ全て「弁護士、代理人が対応する」の一点張りだった。なるべく具体的に、自分の言葉で説明するのが公人の危機対応としてはベターだと思われるが、問題が指摘されて数日経過してもそこまで至っていない。 且つ、説明の内容は、PR会社代表のnote記事やSNSの中身や、報道カメラ等で多数撮影された代表の様子などとも矛盾が多い。例えば斎藤知事側は「代表が個人でボランティアとして参加した」と説明しているが、この会社の社員と思われる人物が街頭活動で一緒に写真に写るなどしている。また、SNSの運用についてはPR会社が最もアピールしていた成果のひとつだが、知事の説明ではアドバイス以上のことはやっていないという。 PR会社側の説明も待たれるが、知事をはじめ広報の観点での関係者の危機対応は不十分ゆえ、尾を引きそうだ。
コメンテータープロフィール
「シン・情報戦略」(KADOKAWA)著者。1988年(昭和63年)山口県生まれ。2008年、報道ベンチャーのJX通信社を創業。「報道の機械化」をミッションに、テレビ局・新聞社・通信社に対するAIを活用した事件・災害速報の配信、独自世論調査による選挙予測を行うなど、「ビジネスとジャーナリズムの両立」を目指した事業を手がける。
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