見解もし岸田首相が再選を目指して総裁選に出馬した場合、総裁選の議論を通じて岸田首相の政治改革を巡る姿勢が非主流派の候補者に批判され「旧体制の象徴」のようなイメージが世論に定着する可能性があった。その状態では、仮に岸田氏が総裁選に再選されても、来年に控える参院選や都議選で自民党が決定的な打撃を受けかねない。身を退く決断は、長期的な自民党の党勢においてはプラスだったと言えそうだ。
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コメンテータープロフィール
「シン・情報戦略」（KADOKAWA）著者。1988年（昭和63年）山口県生まれ。2008年、報道ベンチャーのJX通信社を創業。「報道の機械化」をミッションに、テレビ局・新聞社・通信社に対するAIを活用した事件・災害速報の配信、独自世論調査による選挙予測を行うなど、「ビジネスとジャーナリズムの両立」を目指した事業を手がける。
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