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米重克洋

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JX通信社 代表取締役

報告

見解神戸新聞とJX通信社が今月20・21日に実施した調査では、斎藤県政を支持する人は15%にとどまっている。長く全国各地で世論調査、情勢調査を手がけているが、首長の支持率がこれほど低いケースは殆ど見たことがない。 一般に、知事や市長といった、いわゆる首長の支持率は内閣支持率などと比べてかなり高くなる傾向がある。再選出馬して新人に敗れるような首長でも、選挙直前の支持率が50%以上あったというケースもままある。議院内閣制ではなく、住民が直接投票で選んでいるという性質も影響していそうだ。 斎藤知事の任期はあと1年ほどだが、15%という支持率では再選出馬して当選する見込みはまずない。そこまで支持率が落ちた状態では、知事が繰り返し言うような「県民の負託」はすっかり外れてしまったと見るほかない。実際、同じ調査で知事の説明に納得できないという人は6割超に上っている。

コメンテータープロフィール

「シン・情報戦略」(KADOKAWA)著者。1988年(昭和63年)山口県生まれ。2008年、報道ベンチャーのJX通信社を創業。「報道の機械化」をミッションに、テレビ局・新聞社・通信社に対するAIを活用した事件・災害速報の配信、独自世論調査による選挙予測を行うなど、「ビジネスとジャーナリズムの両立」を目指した事業を手がける。

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