見解各社の世論調査で、国民民主党の政党支持率は玉木氏の問題発覚後も上昇ないし高止まりの傾向が続いている。調査によっては、支持率で立憲民主党を上回り「野党第一党」になっている。11月に行われた選挙ドットコムとJX通信社の合同調査でも、玉木氏の問題について「個人的な問題より政策が重要」との回答が多数に上った。これらから、世論の大勢は「玉木氏の問題」と「国民民主党への支持」を切り離して捉えていることが窺える。 玉木氏は直近の衆院選にかけて急速に知名度を上げていたわけではない。だが、衆院選で国民民主党は大きく躍進した。こうしたことからも、直近の国民民主党への支持の高さは玉木氏に依存するものというより、党としての政策や主張が支持された側面が強いだろう。その点では、代表の一時的な役職停止というテーマ自体が世論に大きく影響したり、党勢に打撃になる可能性は低いと思われる。
コメンテータープロフィール
「シン・情報戦略」(KADOKAWA)著者。1988年(昭和63年)山口県生まれ。2008年、報道ベンチャーのJX通信社を創業。「報道の機械化」をミッションに、テレビ局・新聞社・通信社に対するAIを活用した事件・災害速報の配信、独自世論調査による選挙予測を行うなど、「ビジネスとジャーナリズムの両立」を目指した事業を手がける。
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