見解2000年に、ニューヨーク・メッツとシカゴ・カブスが日本で開幕戦を実施した。これが、メジャー・リーグ初の海外での公式戦だったのだが、それ以降もオーストラリアやイギリスにも足をのばすなど、海外での公式戦実施には積極的に取り組んでいる。それにしても、ロサンゼルス・ドジャースが今年の韓国に続いて2年続けてアジアで開幕を迎えるとは……。当然、選手たちは移動の負担が大きくなるわけだが、それを補って余りある意義や収益があるということなのだろう。東京ドームなら、大谷翔平は楽々と本塁打を量産してくれるかもしれない。さらに、マウンドに復帰することになれば、チケット争奪戦をはじめとする熱狂が容易に予想できるだけに、楽しみな一方で少し怖い気もする。
コメンテータープロフィール
1965年、東京生まれ。立教大学卒業後、出版社勤務を経て、99年よりフリーランスに。社会人野球情報誌『グランドスラム』で日本代表や国際大会の取材を続けるほか、数多くの野球関連媒体での執筆活動および媒体の発行に携わる。“野球とともに生きる”がモットー。著書に、『落合戦記』『四番、ピッチャー、背番号1』『都市対抗野球に明日はあるか』『第1回選択希望選手』(すべてダイヤモンド社刊)など。
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