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横尾弘一

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野球ジャーナリスト

報告

見解韓国の野球は、2008年の北京五輪で金メダルを獲得した。その時に韓国代表監督だった金卿文は、自身の現役時代を振り返ってこう言った。 「高校時代のことですが、捕手をしていて相手打者にバットで頭を叩かれた。打席の後ろに立ち、大きなフォロースルーで狙ってきたんです。今は元気だから笑って話せますが、救急車で運ばれて5日間は意識がはっきりしませんでしたからね」  極端な例だったかもしれないが、あえて自身の経験を語ることで、韓国の野球がそうした蛮行をやめ、フェアに戦って金メダルを手にできるようになったと教えてくれた。けれど、各カテゴリーの国際大会やプロの世界で、韓国がまだラフプレーを見せるのも事実である。日本にもそういう時代があっただけに、正々堂々とはまた違った意味でも、相手をリスペクトし、自身のプレーの価値を落とさないよう心がけてもらいたいものだ。

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コメンテータープロフィール

1965年、東京生まれ。立教大学卒業後、出版社勤務を経て、99年よりフリーランスに。社会人野球情報誌『グランドスラム』で日本代表や国際大会の取材を続けるほか、数多くの野球関連媒体での執筆活動および媒体の発行に携わる。“野球とともに生きる”がモットー。著書に、『落合戦記』『四番、ピッチャー、背番号1』『都市対抗野球に明日はあるか』『第1回選択希望選手』(すべてダイヤモンド社刊)など。

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