問題となったマスク氏の投稿は、ヒラリー・クリントン元国務長官のツイートに対する返信でした。経緯は次の通りです。 まずクリントン氏が、ペロシ米下院議長の夫を襲撃して逮捕された男が、自らのブログで「Qアノン」などの陰謀論を支持していたと報じた記事を引用し、「共和党とその代弁者は定期的に陰謀論を広め、その結果が暴力となっている、彼らが責任を負うべきだ」とコメント。 これにマスク氏が返信する形で、ペロシ氏が酔って男性売春婦と喧嘩していたという、ペロシ氏と襲撃犯の接点を示唆する記事を引用し「裏事情があるわずかな可能性がある」とコメントしていました。捜査当局は、ペロシ氏と襲撃犯に面識はなかったと明らかにしています。 ツイッターの新たな経営者が信憑性の低い記事をシェアしたこともさることながら、一連の経緯を報じたの記事を貼って「フェイクだ」と冗談まじりに揶揄する投稿もしており、波紋が広がりそうです。
コメンテータープロフィール
慶應義塾大学総合政策学部卒業後、産経新聞記者を経て、2008年、弁護士登録。2012年より誤報検証サイトGoHooを運営(〜2019年)。2017年、ファクトチェック・イニシアティブ(FIJ)発起人、事務局長兼理事を約6年務めた。2018年、共著『ファクトチェックとは何か』出版(尾崎行雄記念財団ブックオブイヤー)。2023年、Yahoo!ニュース個人「10周年オーサースピリット賞」受賞。現在、ニュースレター「楊井人文のニュースの読み方」配信中。ベリーベスト法律事務所弁護士、日本公共利益研究所主任研究員。
楊井人文の最近の記事
楊井人文の最近のコメント
こちらの記事は掲載が終了しています
アクセスランキング
- 1
【MLB】ドジャース5連勝 一発攻勢で復帰のビューラーを援護 大谷は3戦連発でメジャー単独トップの11号
MLB.jp - 2
井上尚弥、ウェンブリーで防衛戦浮上 収容9万人超「サッカーの聖地」で破格15億円マッチ
サンケイスポーツ - 3
「なんてこった!」 “確信歩き”大谷翔平の3戦連発に現地は“確信実況”「またいったぞ!!」
スポニチアネックス - 4
【独自】宝島さん夫妻を狙った“黒幕”の正体と誤算 「暴力団の抗争に巻き込まれた可能性」「平山容疑者が出頭する想定外」元刑事が分析
ABEMA TIMES - 5
「小室哲哉2人いる!?」徹子の部屋 TM3人登場→小室65歳と宇都宮隆66歳が激似と騒然「こんな似てたっけ?」「宇都宮が小室化」
デイリースポーツ