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楊井人文

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見解はるばるトルコから救助隊が派遣されているのに、日本の動きが見えません。日本にも国際救助隊があり、多数の派遣実績があります。1999年の台湾大地震(M7.7)では日本の救助隊が一番乗りで、46名が派遣されました。2018年の台湾東部地震(M6.4)でも国際緊急援助隊専門家チーム8人(うち国際消防救助隊員2人)が派遣されていました。 国際災害救助は、被災国の要請があって初めて派遣できるものですが、そもそも日本が派遣の準備をしているのか報道がなく(閣僚の記者会見でも質問が出ていないため)不明です。能登半島地震では、台湾側が発生当日のうちに救助隊出動準備を完了していました(日本側が受け入れ意思を示さなかったため、解散。1月4日の筆者の記事参照)。結果的に現地のニーズと合わず派遣できなくても、その用意をしていることを示すことも重要ではないかと思います。

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  • 東野篤子

    筑波大学教授

    見解台湾の外からの初めての救援隊としてトルコの救援隊が加わったのに、日本の救援隊は加わっていない…という…続きを読む

コメンテータープロフィール

慶應義塾大学総合政策学部卒業後、産経新聞記者を経て、2008年、弁護士登録。2012年より誤報検証サイトGoHooを運営(〜2019年)。2017年、ファクトチェック・イニシアティブ(FIJ)発起人、事務局長兼理事を約6年務めた。2018年、共著『ファクトチェックとは何か』出版(尾崎行雄記念財団ブックオブイヤー)。2023年、Yahoo!ニュース個人「10周年オーサースピリット賞」受賞。現在、ニュースレター「楊井人文のニュースの読み方」配信中。ベリーベスト法律事務所弁護士、日本公共利益研究所主任研究員。

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