見解台湾の外からの初めての救援隊としてトルコの救援隊が加わったのに、日本の救援隊は加わっていない…という批判を目にしますが、今回のトルコの救援隊は、ドローンを駆使した山間部(落石が激しくて通常の救援隊がなかなか入れない)での捜索活動に特化した救援隊で、人数も7名と少数精鋭です。しかも、台湾側からの要請に基づくものとも報じられています。現地で地震後の混乱が続く中、台湾としては、今この瞬間に欲しい支援を絞り込み、知見、経験、技術を持つ国にピンポイントで要請している様子がうかがえます。 今回の台湾地震で「日本も役割を果たすべき」という声が強いことは大変素晴らしいことです。その際にはまずは現場に行くことを目的とするのではなく、トルコのドローンのように、日本が比較優位を持ち、かつ今の台湾に求められている分野を慎重に検討し、提案することが求められるでしょう。
コメンテータープロフィール
ヨーロッパ統合論、ヨーロッパの国際関係、国際政治。EU・中国関係、EUのEastern Partnership(EaP)、EU・ロシア関係など、EUの対外政策を中心に研究。発信内容は個人の見解であり、所属先を代表するものではありません。
コメントランキング
- 1
女子体操エース・宮田笙子の出場辞退で“犯人探し”騒動 池谷幸雄氏も証言「体操選手とたばこ」の腐れ縁
NEWSポストセブン - 2
横須賀の小5男児、宿泊キャンプで就寝中に2段ベッドから転落 頭蓋骨骨折で重体
カナロコ by 神奈川新聞 - 3
「東京五輪ははずれクジ」30万人が見守り華やかにパリ五輪開幕、3年前の無観客五輪に無念の声「マスクと無観客、悲しすぎる大会だった」
デイリースポーツ - 4
パリ五輪開会式、橋の上で「パリコレ」 「かっこよすぎ」と称賛の声
毎日新聞 - 5
【速報】有毒キノコを食べ20代男性が死亡 全国で死亡事例は令和に入り“3例目” 自生していた「ドクツルタケ」と「コテングタケモドキ」と見られるキノコを誤って食べる
NBS長野放送