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山本久美子

山本久美子

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住宅ジャーナリスト

報告

解説大規模修繕工事のための積立金が、長期修繕計画上の額に足りないマンションが、36.6%あるという調査結果が出ています。工事費用の高騰も不足に拍車をかけています。一方、技術革新が進み、部材などの耐用年数を長くすることが可能になってきています。大規模修繕工事の間隔を長くすることで、不足する工事費用をカバーしようという流れになっていくことでしょう。 また、政府は住宅の省エネ性能を引き上げようとしています。2025年4月からすべての住宅で省エネ基準の適合が義務化されます。ただし、供給戸数の多いデベロッパーなどには、「トップランナー基準」として、通常より高い性能を求めています。そのため、今の新築マンションでは、ZEH水準のものが増えています。ZEHにもその程度がさまざまなので、デベロッパーの工夫のしどころということでしょう。

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  • 櫻井幸雄

    住宅評論家

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コメンテータープロフィール

早稲田大学卒業。リクルートにて、「週刊住宅情報」「都心に住む」などの副編集長を歴任。現在は、住宅メディアへの執筆やセミナーなどの講演にて活躍中。「SUUMOジャーナル」「東洋経済オンライン」「ビジネスジャーナル」などのサイトで連載記事を執筆。宅地建物取引士、マンション管理士、ファイナンシャルプランナー等の資格を持つ。江戸文化(歌舞伎・落語・浮世絵)をこよなく愛する。

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