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山口健太

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ITジャーナリスト

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解説消費者としては値下げの恩恵を受けられるので、お客様起点というアマゾンの理念に通じる部分はあるものの、優越的地位の濫用にあたるのであれば独禁法に抵触する恐れがあります。公取が狙ったかどうかは分かりませんが、ブラックフライデーのセール直前というタイミングです。 出品者にとっては、ECサイトごとに価格を変えるとさまざまな軋轢が生じるため、アマゾン専用の型番を作り、中身は基本的に同じなのに別の商品という建て付けにしているところもあるようです。 一方、楽天市場ではポイント還元率を増減させることで、価格を変えずに調整できる点が好評とされています。同じ価格ならアマゾンのほうが高く見えてしまう場合が多いのも、アマゾンがしつこく値下げを求める動機の1つかもしれません。

コメンテータープロフィール

(やまぐち けんた)1979年生まれ。10年間のプログラマー経験を経て、フリーランスのITジャーナリストとして2012年に独立。主な執筆媒体は日経クロステック(xTECH)、ASCII.jpなど。取材を兼ねて欧州方面によく出かけます。

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